【元夫と今夫】妻と別れて7年、睨みあい続けてきた夫同士、仲直りのきっかけが意外杉


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バツイチになった男が『絶対認めたくない存在はダレですか』と聞かれれば、誰もがこう答えるだろう。

カミさんの今の男(夫)だと。

今回紹介するのは、1人の女性を挟んで犬猿の仲だった元夫と今の夫が何年もの歳月を経て、どうやって仲直りしたのかを、紹介させて貰おうと思う。

元夫と、今の夫をつなぐ子供たち


©Kennedy News and Media

米ユタ州・ソルトレークシティに住むショーン・ウォーレン(40)は、バツイチ子持ち。

’19年のブラックフライデーの後、彼の家に、1人の男が家族を連れて訪ねてきた。『Happy Thanksgiving!一緒に祝おうよ!ショーン!』ショーンの家に入ってきたのは、ジャージ姿ポッチャリの中年男ジャスティン・ウィリアム。実は彼はショーンの別れた奥さんの再婚相手なのだ。

『今でこそ、こうやってお互いの家を行き来して、色んな事を語り合えるようになったけれど、会ったばかりの時なんて酷いものさ。』『会ったばかりもそうだけど、会って5年ぐらいは、お互い犬猿の仲で、子供たちやサマーを心配させたよね。』

この2人、お互いの存在を知った後、5年もの間、睨みあい、喧嘩していて、つい2,3年前に和解したという。


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ショーンには元妻との間に16歳の娘、13歳の長男、10歳の次男がいる。ジャスティンには、幼稚園の長女と赤ちゃんの長男だ。


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感謝祭の日は、ジャスティンがショーンの家を訪ね、2人が家族の為に料理を作った。が、この写真の様な仲睦まじい光景は、ここ2,3年前からの話で、それまでは犬猿の仲だった2人。一体どうやって打ち解けたのか。

子供の目には、オレはどう映るんだろう


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ショーンは、ITコンサル業を立ち上げたものの、’08年のリーマンショックで事業が傾き、仕事の立て直しで、家庭を試みなくなり、’12年に最愛の妻サマーが出ていった。その時の傷は今も言えない上、自分の子供は今も愛おしい。

そんな彼が、誰よりも憎かったのが、妻の再婚相手だ。
ショーンの妻サマーは、ショーンと別れてすぐ、全く違うタイプの男性と結婚した。それがジャスティン・ウィリアムスだった。IT業界一辺倒のショーンと違いジャスティンはアウトドアの小さな会社を営んでいた。カリカリしない所に惹かれてサマーは、すぐに結婚した。

ショーンとジャスティンが顔を合わせたのは偶然だった。サマーが出ていった時の引っ越し荷物の中に、自分のものが入っているのに気づき、ショーンは仕方なくサマーの家に取りに行った。その時、ショーンはサマーが再婚しているとは知らなかった。家の門の前で出くわしたのが悪いことにジャスティンだったのだ。


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それ以来ショーンとジャスティンは、サマーや、お互いの子供たちに『あいつはとんでもないヤツだ』と怒る日々。元凶はサマーが、ショーンに紹介せず、ジャスティンと結婚した事なのだが、ショーンもジャスティンも怒り狂うことが目に見えていたからこそ、やすやすと紹介できなかったのだろう。

家族への悪口雑言に止まらず、お互いのメッセンジャーを通じて罵りあう日々。そんな嫌な相手なら、共通の趣味でもない限り金輪際あわなければ良かったのに、そんなワケにはいかなかった。

『サマーの前のダンナは、背が高い細面のITコンサルタントって聞いたから、オレはスティーブ・ジョブズみたいなヤツだと思ったんだ。サマーが選んだダンナだからね。でも実際会ったらそうじゃない。毎晩毎晩罵詈雑言送ってくる。ジョブスじゃなくて、毎日ビデオゲームやってるクソキモヲタじゃねーかって。』ジャスティンはショーンに悪たれをついていた時の事を思い出す。ショーンも負けてはいない。

『どうしてオレのサマーが、こんなデブ選んだんだ?気でも狂ったのか、可愛そうに、オレが悪かった、何でもするからアイツと別れろって真剣に思った。時には考えすぎで仕事に支障もきたしたし、死にそうになった事もあった。あんなバイク野郎にサマーを取られたなんてと思うとね。』

お互いが、妻が好きになった男性の事をさっぱり理解できない日々が、2年、3年と続き、その間、2人の仲はどんどん険悪になっていく一方だった。そんな時、ふとショーンは考えた。


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子供たちの目に、オレたちはどう映ってるんだろう?母親をいじめるとんでもないオヤジにしか見えないんじゃないだろうか

父親同士は、同じ女性を取り合いしているだけに過ぎない。それに嫉妬が重なりお互い『アイツもアイツの子供もみんな嫌いだ』と何もかもを憎んでいた。それがふとこんな考えに変わったのが、お互いの子供同士は仲が良かったからだった。

そこで、ショーンがとった行動はどんなものだったか。

ダメモトで、ありのままをぶちまけた


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ショーンは、今までの行動を元に、ITコンサルティングだけでなく、ビジネスにおけるアンガーマネジメントにまで手を広げた。

『怒りで全てを台無しにしてしまったら終わりだ。そりゃお互い、元凶になったのはサマーだって判ってるよ。お互いの子供は大人の複雑な事情なんざどうでもいい。親同士が喧嘩してる事のほうが哀しむんだろうって。オレもアイツも憎みあってるけれど、なんとかしようと思ったんだ。』

ショーンとジャスティンは、メッセンジャーで罵り合う前に、まず『挨拶』をする所からはじめ、次にお互いの経営者であることから、ビジネスについて語り合い、次に最後の難関である家族について語り合い、やっと、時間をとって会うことが出来た。

この経験を活かしショーンは、リーダーシップ本『How to Make Sh*t Happen』を上梓、アンガーマネジメントと売上を両立させることが求められるのはどの国でも同じ事のようで、本国での売り上げは上々だ。

以前、ライフスタイルのカリスマと言われた黒人女性の妻がアリツハイマーになった記事をシェアさせて貰った。

妻がアルツハイマーになった途端、夫は白人の若い女性の恋人を作り、家に連れてきた事に対し『奥さんはまだ死んでないのに、この男はなんてことをするんだ。』と世間からの非難の声がやむことはない。

アルツハイマーで夫のことを忘れてしまった女性でも、こうなのだから、相手が生きていて健康であれば、なおさらのことだ。

ショーンは、5年以上に渡り、元妻の再婚相手と喧嘩した末に、友人になった経緯や、それで得た経験を本にしたが、何が一番大事だったかという事について、こう語っている。

『でもね、って人生で言い訳をしてはいけないと思うんだ。誰かが喋った後に、でもねって言い訳をする人は、人の話を聞いてない証拠だろう?オレとカミさんが別れる前は、そんな話がお互い多かった。やっと気づけたよ、遅いんだけどね。』

Father-of-three reveals how he’s finally become friends with his ex-wife’s husband after five years of ‘hate and resentment’ that left him suicidal

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