僕の人生を変える手助けが欲しい・ホームレス最後の手紙に手を差し伸べたのは16歳の少女だった(涙)


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『僕の人生を変える手助けが欲しい…』英国のとあるホームレスが、最後の願いを込めて街角に張り紙をした。それを見て声をかけたのは、見ず知らずの16歳の少女。彼女は、かつて犯罪組織に、どっぷりつかっていた男の人生を変えようとした…。

英イースト・エセックスの、とある、ボロボロの壁に、ある日、こんな張り紙がしてあったのを、16歳のシャーロット・ハワードが見つけたのは、’18年の事。


©swins.com/boredpanda.com

『働きたい。僕なドラッグもアルコースも、やってない。そんな僕が働けるかどうか、トライラルしてくれないか。僕に出来るのは家事の延長ぐらいなものしかない。犬の散歩、窓ふき、ガーデニング、洗車、家事。僕の人生を変える一歩を手伝ってほしいんだ。』

シャーロットは、この張り紙を読んで感動した。今どき誰に宛てたでもない手紙、最後の願いかもしれない、誰が書いたか判らないけれど、これがいたずらの落書きでない事は確かだと確信した。

彼女は張り紙をスマホで撮って、FBに公開、張り紙を書いた本人を探す事にした。
すると張り紙を書いた本人は、案外早く見つかった。アンソニー・ジョンソン(37)。とある理由でホームレスとなり9年が経つと言う。


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シャーロットは、アンソニーに何故ホームレスになったのか、経緯を聞かず、彼を庭師のネルソン・スミスに紹介し、ガーデナーの仕事をオファーした。ネルソンが素性も判らないホームレスのアンソニーを受け入れたのには理由がある。

『僕自身に彼がとてもよく似ていたと感じたからだよ。僕自身、庭師として自立するまで、精神的に問題を抱えていて、全くうまくいかなかった。仕事が軌道にのりはじめた時に、シャーロットの家の庭を任される様になった。
そんな彼女からの紹介だからね。困った時はお互い様だよ。』

アンソニーも『ここ9年、どこを頼っても職業らしき職業に就くことは出来なかった。これが最後の賭けだと思って張り紙をしたんだ。シャーロットが見つけてくれたのは、神様からの思し召しとしか言いようがないよ。』と語る。左がアンソニーで、右がネルソンだが、アンソニーは幸せそうだ。


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アンソニーは、これまでも職を求め、様々なつてや、ソーシャルワーカーを頼ったが、彼女程オープンマインドに、無欲に接してくれた人は今までいなかったという。

ではなぜ、アンソニーはホームレスになったのか。アンソニーの20代は麻薬と犯罪まみれの人生だったという。
今の穏やかな顔立ちから信じられないかもしれないが、アンソニーは20代まで犯罪組織の下っ端だった。『昔の事は思い出したくない、僕に関わる人は犯罪と麻薬、どちらかしかないから。』

そんな彼が麻薬と犯罪から縁を切るには、自分の存在を世の中から消してホームレスになるしかなかった。


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だがそれも数年で限界が来てしまい、誰かの役に立ちたい、たつことで認められたいと思うようになった。しかし、働こうと誰かのつてをたどれば、必ず犯罪組織か麻薬、どちらかにたどり着いてしまう。それだけはもう嫌だったというのだ。

そんなアンソニーに、シャーロットは、クラウドファンディングで資金を集め、キャンピングカーをプレゼント。
見ず知らず、しかも犯罪組織や麻薬という危険な過去を持つ、一回り以上上の男性の為に、無欲で奔走するシャーロットに、アンソニーは、驚いた。


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『今まで、僕の人生の為にここまでしてくれる人はいなかった。おふくろでさえも、僕を見捨てて出ていったというのに、信じられないよ。』

英国の保護団体『ハウジング・ファースト』の調査によると、英国内のホームレスは、’18年末現在、32万人。前年比で13000人増えている。

その中でもロンドンは他の英国都市・郊外に比べ、ホームレスの率が高い。

薬物リハビリに通いながらストリート・ミュージシャンを志すホームレスの若者が、野良の三毛猫と出逢い、
住居も名声も手にする
『ボブという名のストリートキャット』は、英国にも希望はもてるかもしれないという意味で、英国内で1000万部をこえるベストセラーになり映画化された。

映画では、幼い頃、両親の不和により父方に引き取られたものの、父の再婚相手の女性から疎まれ、家から飛び出し、麻薬に手を出し、ホームレスとなったストリートミュージシャンのジェームスが主人公。

周りの人々の手を借りながら、薬物リハビリを続け、くじけそうになり、野良猫のボブと出逢う事で、自分の生きる道を見つけようとするさまは、ノンフィクションなだけに心を打った。

が、英国のホームレス全員が、ジェームスの様にストリート・ミュージャンでもなければ、ボブの様な幸福を運んでくる野良猫に巡り合えるわけでもない。

アンソニーの様に、何の取り柄もなく、最後の願いを張り紙をしても、届かない人が、どれだけ多いかという事になるのだろう。

After Homeless Man Writes A Note Saying He Could Work For Free, 16 Y.O. Finds Him A Home And A Job

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