オンライン飲み・ZOOMレッスン海外で下火?その理由


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©sup.news

新型コロナウィルス感染拡大で『オンライン飲み』『ZOOMミーティング(レッスン)』『ライブ動画配信』が以前に比べ盛んになった。その一方『時間を割いてオンライン飲み会、ミーティングに参加したくない』という人が国民の7割に達した。

オンライン飲み会の為に繕うのが疲れる

調査を行ったのは女性総合メディアLipPopで、10~50代の男女ランダムに調査した所、オンライン飲みやZOOMミーティング(複数参加のZOOMレッスンを含む)に対する意欲を訪ねた所、参加したくないが7割を超えた。

『オンライン飲み会やZOOMミーティングに参加したくない』と答えた年代は、
・1位:50代(84%)
・2位:20代(75%)
・3位:40代(64%)
・4位:30代(50%)

という結果となった。

オンライン飲み会や、ZOOMミーティング(レッスン)に参加したくないという人の言い分は以下の通りだ。

1:背景、洋服など自宅で用意しセッティングするのが面倒。
2:気軽に飲めるもの同士、オンラインで集まれるのは少数の人の考え。
3:家は『素』の自分を出す所、会社の人や趣味の人と無理に繋がりたくない。
4:終電まで仕事をしている。
5:同じ人やグループばかり喋っていて、参加するとオフ以上に孤独感を感じる

社会的な生活がオンラインの場に変わり、家がリラックスできる場所でなくなったという人や、家にまで仕事や趣味の人間関係を持ち込まれるのが嫌な人は、オンライン飲み会やZOOMミーティングに向いてない。

ZOOMやオンライン飲み会の参加者は、『絶対に』楽しいから貴方もやってみてと周りを誘う。世の中には絶対、100%という言葉はない。それはあくまで勧める人の主観に過ぎない。

『絶対にオンライン飲み会が楽しかった』とゴリ押しする人たちの主張により『オンライン飲み会やZOOMミーティングやZOOMレッスンは参加したくない』という人が、利用者の7割を超えている。

では日本人よりもオンラインツールを使いこなしているはずの海の向こうでは、オンライン飲み会や、顔の見えるオンラインチャットに対し、どの様な捉え方をしているのだろうか。

オンラインツールで失われたプライベート

英国は3月に新型コロナウィルスにより都市封鎖(ロックダウン)が行われた。
英ウェールズ在住の図書館司書・ジェス・クリップスさん(写真)は、巣ごもりをきっかけに、かぎ針編みを学べると思い編み物セットを購入。タマネギの酢漬けも作るつもりでいた。

©wsj.com

しかし’20年5月、ジェスさんはどちらもやってない。遠くにいる家族との連絡はフェイスタイムになり、勤務先とのミーティングはZOOMになったからだ。

何かにゆっくり取り掛かりたくてもフェイスタイムで家族が連絡を入れてきて、仕事では決まった時間にZOOMミーティングがある。彼女のプライベートの時間は以前に比べてなくなった。

オンライン飲み会、ZOOMレッスンで顕著になってきたのは『コロナマウンティング』という言葉だ。

在宅勤務の人に対し、通勤電車に揉まれることをアピールする。ジェスさんの様に在宅になった事でかえってプライベートの時間を奪われた人に対しヒマだヒマだと訴える自宅待機の人もコロナマウンティングでありパワハラだ。

これらの心無い言葉が、オンライン飲み会やZOOMが楽しいという人を産む一方で、7割もの『ZOOM、飲み会離れ』を産んでいるのは拒めない。

オンラインツールは自宅のくつろぎを奪った

『ZOOMはやりたくない。友達は僕のジャマをするし、黙っていてくれないや』
サンフランシスコに住むコンサルタント、ソーニャ・ドライズラーさんの息子、レオン君はZOOMでのオンラインチャットを嫌がるようになった。主張したも勝ちのZOOMの在り方に嫌気がさしたのだ。

ソーニャさんは思い当たる節があった。


都市がロックダウンとなり、母や祖母だけでなく顧客と話すのもZOOMを使う。
博物館めぐり、語学学校、通っていたヨガ教室全てがオンライン教室となった。最初はワクワクして興味あるもの全てにエントリーし参加していたソーニャさんだったが、数か月で疲れてしまった。

ZOOMは、私が自宅でだらだら過ごすのを許してくれない。レッスンの時間やミーティングの時間になったら飛び起きなきゃいけないし、身なりもととのえなきゃいけない。

ソーニャさんはため息をつく。

ZOOM疲れが起こる意外な原因

何故オンライン飲み会やZOOM離れが早々と起こったのか。それはオンライン飲み会やZOOMの特性と使って楽しかったと宣伝する人のパーソナリティ2つに問題がある。

オンライン飲み会やZOOMレッスン、ミーティングでは、1つの部屋で1つの話題しか出来ない。そこにコミュニケーション能力があり自己主張力が強い人が持論をまくしたたり、自分の取り巻きの意見ばかり通すとどうなるだろう。

その分野の仕事や趣味に興味があったとしても意見が合わなければ黙るか去るしかない。これがZOOMミーティング、ZOOMレッスン、オンライン飲み会がつまらない、やりたくない、参加したくないと言われる最大の理由だ。

私は大手英会話学校やスポーツクラブに通っていて、どちらからも頻繁にZOOMレッスンに参加しませんか、とDMが来るが、やんわりと断る理由はここにある。

インスタグラムやYoutubeのライブ動画配信を見ても、何百人同時視聴の場で、アクティブユーザーは何人いるだろうか?僅か10人いるのが現状だ。

もしもオンライン飲み会や、ZOOMレッスンを断るのに必要な口実がないのであれば、1人で出来る充実した趣味を持ち、人との距離を保つ事をお勧めしたい。

Zoom Fatigue Is Real

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