【ビフォーアフター】捨て犬ゴールデンドギー→愛情いっぱいフコフコに!


[AD] 「受験生に役立つ情報誌」や「大学パンフ」の請求で必ず【1000円】もらえます。

街でこんな可愛いワンちゃんが自分の後ろを、ひょこひょこ追いかけてきたらどうします。しかも首輪に『前の飼い主さんがワタシを置いて行ってしまったの』というメモが挟まっていたら。


©boredpanda.com/facebook.com/lionel.vytialingam

今回紹介するのは、新型コロナウィルスで世界中が都市封鎖もしくは、最低限のお買い物しか出かけられない中、マレーシアの首都クアランプールから北へ200Kmの所にある華僑の街・イポーで起きた心休まる話です。

食料品の買い出しに行ったら犬が付いてきた!


©facebook.com/lionel.vytialingam

マレーシア郊外にある華僑の街イポー。’19年3月に大学を卒業したばかりのLionel Vytialingamは、カニングガーデンの食料品店まで買い出しに行った。

社会人1年目で新型コロナウィルス蔓延。国の6割を超えるイスラム教徒が主なクラスターとなったのに、人口わずか6%のヒンドゥ教徒のライオネルは巻き添えを食った形になった。


©facebook.com/lionel.vytialingam

マレーシアの活動制限令が出されるきっかけになったのは、’20年4月、イスラム教団体『ジャマアト・タブリーグ』が開催した大規模礼拝で1万6000人が参加し集団クラスターが発生したからだ。

買い出しの時ぐらいしか車を出せない日が続く日々を送るライオネルは、この日も食料品を抱えスーパーから車に戻ろうとしたら、一匹のゴールデンドードル(レトリバーとプードルの交配種)がヨタヨタとライオネルさんの後を追いかけてきた。


©travelswithsun.com

『ギョっとして車に飛び乗ったんだよ。噛みつかれないようにしないとって。こんなデカい図体して何言ってるの、って思われそうだけど。食料品は助手席に放り投げたよ。でも犬が怯えた様子だったから車から恐る恐る出てみたんだ。』ライオネルさんは最初に犬をみた時の事を自分のFBやboredpandaに語っている。

そんな彼にフラフラとついてきたゴールデンプードル。ライオネルさんが引き取るきっかけとなったのは、犬の首輪についていた手紙の内容だったというのだ。ボロボロになった手紙には何が書かれていたのか。

5歳の成犬が置き去りに?


©boredpanda.com/facebook.com/lionel.vytialingam
『飼い主は何かの事情で、この子を飼えなくなってしまったんだと思う。』

元々イスラム教徒が6割を占める国家。犬に触れたら水で6回粘土で1回手を洗えとまで言われ、首都クワランプールは犬を飼うこと自体を禁止している地域もある。マレー系の人は猫を飼っても犬は飼わない。

犬を飼っているとすれば華僑が多く、イポーという土地柄華僑が手放したのではないかとライオネルさんは推測する。

首輪に付けられていた手紙によるとゴールデンプードルは5歳になる成犬でシギーという名前が付けられていた雌犬だった。

『ハイ!私の名前はシギー。今年で5歳。だけど飼い主さんは私を手放さなきゃいけなくなったの。誰か私をお家に引き取ってくれないかしら?貴方の家族になりたいの。

シギーの首に括り付けられていた手紙によると、お座りと、おあずけ、怪しい人が門前に来た時は吠える番犬代わりの役目はしたそうだが、肝心の去勢をしていなかったらしい。マレーシアでは教養のある人以外はペットに去勢する意識がなく、保護犬、保護猫が増えるのは社会問題の1つになっている。


©boredpanda.com/facebook.com/lionel.vytialingam

手紙を読んでライオネルさんは、足元にいるシギーを見返した。
シギーの毛並みはバラバラで、何日もの間路頭に迷い続けていたのが判った。強いまなざしでライオネルさんを見つめ、離れなかった。このまま自分がこの子を置いていくとどうなるのだろう、ライオネルさんは胸が締め付けらる思いに駆られた。

『幸いにも政府の活動制限令は1カ月前に比べて厳しくなくなっていた。1カ月前はマレーシアがアジア最大のクラスターだって言われていたからね。ここは首都クワランプールから離れているし、車やバイクが通る時は相変わらずクラクションをやかましく鳴らすのは変わらないよ。でも以前に比べてマシになった。だからこの子を連れて帰ることにしたんだ。』

シギーは、今は元気


©boredpanda.com/facebook.com/lionel.vytialingam

ライオネルさんはシギーを家に連れて帰るとボサボサのシギーをシャンプーして乾かし、フカフカのベットに寝せてあげた。『道路のほぼ真ん中で車や原付に轢かれそうになりながらフラフラ歩いていたんだよ。何日もの間、主をなくして彷徨っていたんだろうし、不安だったと思う。僕がこの子にしてあげられるのは安心させる事。去勢はその後だよね。』

引き取って数日はライオネルさん以外の人を見るとこの通り、遠巻きにお出迎えするか、ゴミ箱の側に避難するという怯え方だったシギー。


©boredpanda.com/facebook.com/lionel.vytialingam

『シギーは僕の家に引き取られたから命をつないだけれど、全ての飼い主に言いたいのは、飼えないのであれば犬や猫を飼っちゃいけないって事だよね。』ライオネルさんはborepandaのインタビューにこう答えている。

この通り親がレトリバーを飼っていて、小さい頃から犬に親しんでいたライオネルさんにとって犬は家族同然。粗末に扱うなど考えられない。

©facebook.com/lionel.vytialingam

シギーの首に付けられている手紙を読んで最初は涙がこみ上げたライオネルさんだったが、引き取って数日間怯えているシギーを見ながら、首につけられた手紙を読み返し、元の飼い主の無責任さは感じずにいられなかったという。


©boredpanda.com/facebook.com/lionel.vytialingam

そんなシギー、現在はどうしてるかというとこの通り。引き取られて2週間たった4月末は、周りの人々にも慣れ、車の座席をかじり、ライオネルさんの食料品の買い出しにもついていくやんちゃぶりを発揮していていたりするそうだ。

Man Left In Tears After Discovering The Note Tucked Behind Abandoned Dog’s Collar

こんな記事も読まれています


Tree of bean