日本でもじわじわ浸透しつつある民泊システム・AirBnB。
ホテルや旅館の営業の妨げにならないよう
行政も規制に動いているようですが、
民泊は『規制』がないからこそ、泊める側が
とんでもない被害に遭うリスクもあるのです。
ここでは既に諸外国がとんでもない被害にあった
例を紹介します。
1:利用者が麻薬常習犯
カナダのカルガリーで行われた結婚披露宴で
親族、友人などゲスト総勢100人あまりを泊めるのに
AirBnBを利用した例です。
が、100人もゲストがいればクセモノが一人ぐらいは
いるのは当たり前。
麻薬常習犯のゲストが居て、借りた家をメチャクチャにして
帰っていくハメに。
新郎新婦が、AirBnBに宿を提供した家に弁償した金額は80万円を超えたそうです。
2:オーナーからセクハラに遭う
ロードアイランド出身のジェイコブ・ロペスは、AirBnBを利用し
マドリッドに部屋を借りた。
しかしそこのオーナーは、戸籍上は男でも中身は女性という
所謂トランスジェンダー。
ジェイコブは見た目の美しさからか、主に勘違いされ気に入られ、
キスを迫られるわ服は剥がれるわのセクハラを受け
母親に電話して逃げ出した。
AirBnB本部に、この旨を通達したものの、個人間の問題だ
という事で、何の責任も取ってもらえないらしい。
という事は、主もしくは借主から最悪の場合レイプされても
AirBnB本部は、個人の問題という事になる。
ラブホなら諦めのつく問題でもAirBnBなら諦めがつかない例だろう。
3:オーナーが飼ってるペットに襲われる
マイク・シルバーマンさんは、アルゼンチンに夫婦で
滞在する際にAirBnBを利用。
しかし門前で、主が抱えてていた犬に腕を引っ掛かれ重症を負う。
AirBnBには、主が抱えていた犬は中型犬で、
登録内容を見ると、犬どころかペットの有無も書いていなかった。
もしペットアレルギーの人がいたらどうなるんだろう?
AirBnBは無回答。主は、そういう事はAirBnBがやってくれると
思っていたと丸投げ状態。
4:合法滞在、いつの間にか違法?
AirBnBの盲点といえば、合法滞在が出来る点である。
誰かの家にショートステイというのではなく、
他人様の家に金を払い合法的にとまるので、
当然の事ながら、民泊が進んでいる米国でも規制が進んでいる。
カリフォルニア州では1ヶ月上滞在すると
借主はテナントとみなされる。
そうなった場合主は、強制退去の為に
訴訟しなければいけないので、
訴訟となると最悪1年近くかかってしまう。
まずは電気ガス水道などライフラインを止めて、
主は追い出し体制をとる。
その時点で借主は気づかないとダメだ。
AirBnBの借主、主どちらも
『二度と借りるか』、『貸すもんか』に
ならないために気をつけないポイントである。
4:その安さご用心
『NY好立地AirBnB、一晩35ドル(4000円)で貸し出します』という
カプセルホテルも青くなる安さにひかれてレンタルした人々が
怒髪長を抜く勢いで怒っているのが、このAirBnB、まるで豚小屋。
1つの部屋にぎっしりと24台のベッドが置いてあり、
滞在期間は1ヶ月の限定。
こんなのでも借りる人はいるんだそうですが、既に裁判沙汰になってます。
5:滞在中にオーナー死亡
AirBnBに登録されているブルックリンのジョーダン氏のアパートに
夏の間滞在しようと思ったコナー氏。
スカイプで一度やりとりし、そのまま滞在していたものの、
その後、登録されていた主が亡くなっていた事が判明。
AirBnB本部にその旨を知らせても寝耳に水状態。
こんな縁起の悪い話があるものかという事。
たしかに休眠中の不動産を活用するという意味で
これからAirBnBシステムを取り入れようとする
高齢者はいると思いますが。
レンタル中もしくは、滞在中死亡、は、多いにありえますね。
泊める側、かりる側のモラルが求められるAirBnB。
この点を把握しておく事が課題となります。