今月22日まで開催されていた、第19回中国北京国際ハイテクエキスポは、
様々な企業が参加し、技術の粋を集めた技を披露していた。
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今話題の中国のネット通販『アリババ』が手がける
『スマートカー』しかり。
中でも、話題となったのが渋滞大国中国の汚名を
晴らしてくれそうな発明。
その名も『Transit Elevated Bus (TEB)』。
車が飲み込まれるイメージが少々怖い。
(C)Youtube/CCTV News
道幅が広く、直線区間が長い中国ならではの発明品だろう。
幅7.8m、高さ4.6m、長さ32mの大きさで、一度に1200人の乗客を収容出来る。
コストが地下鉄の5分の1で済む事が注目されている理由だそうだ。
このシステム、’16年後半に、中国北部河北省、秦皇島市で
試運転をする予定らしい。
日本の様に、電車やバスが定時に来るわけでもない
中国をはじめとする人からしてみれば、これは嬉しいサービスでもある。
会場では、インドが興味深深だったらしが、判らないでもない。
逆に、日本の様に定時に電車が来て、電車の最寄り駅から遠い人は、
駅前の月極駐車場を利用するなり、工夫するという
文化が根づいている所では、このサービス、難しいだろう。
何故なら、この動画、見る限り、長いバスは
途中で車を飲み込むだけ、飲み込んで、
どこで降ろすかは描いていないのだ。
一応『事故などに遭った場合』や『目的地についた時』の
客室一斉乗り降りの、マニュアルだけは動画に乗っているが、
(C)Youtube/CCTV News
几帳面な日本人として、それで満足されては困るのだ。
100円巡回バスでさえ、アナウンスをはじめとして
几帳面なサービスを求める日本人。
車を飲み込む大型バスが定着するのは、難しいだろう。
What possibly wrong China unveils elevated bus drives cars.