世界初!全身火傷のアフリカ系アメリカ人高齢者顔面皮膚移植!


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この写真を見てほしい。6年前の8月、LAの国道で飲酒運転のドライバーの事故に巻き込まれ九死に一生を得たものの、全身火傷を負った男性だ。


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左は事故に遭う前、右は事故に遭ってから皮膚移植を繰り返し、6年経ったもの。
6年の間、この男性は、どうやって生死の境をのりこえてきたのか。

事故で全身火傷、18時間の形成外科手術


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米カリフォルニア州材州のセールスマネージャー、ロバート・チェルシーさん(’19年現在68歳)は、事故に巻き込まれるまで、娘エボニーさん(’19年現在30歳)と平和に暮らしていた。

あの日、ロバートさんは夜中のLAの国道で車がオーバーヒートを起こし、車を脇に寄せて途方に暮れていた。その時、猛スピードで突っ込んできたのが、飲酒運転の車だった。

飲酒運転の車は猛スピードで突っ込み爆発。車にもたれていたロバートさんは、とっさの判断で車から離れたものの、爆発した車に吹き飛ばされ、炎を被り全身に火傷を負った。

ロバートさんは、カリフォルニア大アーヴィンメディカルセンターに搬送され、18時間に及ぶ手術に耐え、命を取り留めた。しかし命の代償として失ったものは大きかった。


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事故の火傷で鼻は崩れ落ち、唇はなくなり、歯茎が露出し、歯頚の一部がとけてしまった。体の6割の皮膚が焼けただれ為、顔に手のひらの皮膚を移植した為、顔はごつごつと岩のようになってしまったのだ。

ロバートさんは、かなり時間が経ってから加害者の男性が亡くなった事を知った。『今更どうしようもないのだけどね。手術直後病室から出られるようになった時は、ハロウィンだったから、そのままでハロウィンだよっていって皆を驚かせていた。そうでもしないと気がまぎれなかったんだ。』ロバートさんは当時を振り返る。

全身火傷の治療とリハビリには2年半かかり、その後ロバートさんはスキンバンクに登録。顔面皮膚移植を待つのみとなった。


©lightchaser photography image by j.kiely jr.2019

だが、医療関係者は一時の措置とはいえ、退院させたロバートさんの身の上を案じていた。手術の執刀医の1人ヴィクター・ジョーは『今まで執刀を担当した患者の中で最も苦労した患者の1人に入るかもしれない。後々が心配だ。』と語っていた。事故さえなければ娘エボニーさんと今も変わらぬ幸せな生活を送れたかもしれない。事故を苦に自殺しないかどうか気がかりだった。

そんなロバートさんに希望の光が見えたのが、’18年に入ってからだった。

顔面皮膚移植の希望の光が見えた


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全身火傷を負った患者に、その人の手のひらなど他の組織の柔らかい部分を植皮することはあっても、他の人の皮膚を移植する歴史はまだ浅い。本格的に顔面皮膚移植が行われたのは歴史は浅く、2005年からでフランスではじまった。しかも人種適合率は50%をきると言われている。

これはあくまで白人患者に限った統計数値で、ロバートはアフリカ系アメリカ人の高齢者初の顔面皮膚移植という異例のケースとなったのだ。

スキンバンクからも、適合者が見つかる確率は12~17%と言われ、ロバートは『全くの別物になるのではないか』と怯えていた。


©lightchaser photography image by j.kiely jr.2019

ロバートが顔面皮膚移植に臨む時の姿勢は慎重だった。娘から見て父親だと判らない顔にはなりたくないというのが何よりの理由だろう。

そんな彼に顔面皮膚移植を決めさせた理由は何だったのか。

新しい顔を得たロバート


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ロバートが、顔面皮膚移植を決めたのは、’19年7月。彼にぴったりの62歳のアフリカ系アメリカ人のフェイシャルドナーが居たのだ。ドナーの死亡通知が入った後、ロバートはBrigham and Women’s Hospitalに入院。

移植専門形成外科医・Bohdan Pomahacの執刀の元、12時間に及ぶ手術に耐え、今の顔を手に入れた。

ハーバードメディカルスクール出身のBohdan Pomahacは、外科医、看護婦合わせて45人を動員し執刀に臨み、ロバートの回復力の早さに驚いた。

『70前の男性の顔面皮膚移植というから、今まで以上に最新の注意を払ってやった。何よりも驚くべきことはロバートの回復の早さだ。私の想像をはるかに上回っているんだよ。これは驚きだ。』

そのロバートさんに『顔』を提供した男性はエイドリアンという元空軍の男性だった。
エイドリアンが、顔をはじめとした皮膚だけでなく臓器のドナープログラムに申し込んでいたことが判ったのは遺言からだったと、エイドリアンの弟ジェームスは言う。

ジェームス曰く兄はアスリートで、ジミ・ヘンドリックスを愛するギタリストで、人生を楽しみ人の役に立つことが何よりの喜びだったというのだ。

ジェームスは兄の死ぬ前に遺言を見つけ、親族5人に臓器提供を申し出たが、誰も該当者が居なかったので、ドナーバンクに提供したという。


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自分の所にエイドリアンの『顔』が来たことについて、ロバートはこう語る『兄弟を失うことは哀しいが、兄弟の臓器だけでも誰かの体の中で生きている事が判れば、兄弟は新しい体の中で生かされていると思えるんじゃないだろうか。』

なお、ロバートさんの治療費は1.5ミリオン(1億6500万円)だ。
娘さんのエボニーさんが寄付金サイト『GofundMe』で治療費の寄付を募っているが、まだ満額にはいたらないのが現状のようである。

California father becomes the first African-American face transplant patient after waiting SIX YEARS to find donor skin that matched his own to avoid becoming ‘a totally different looking person’

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