ただの風邪→昏睡状態10日生死の境をさまよった赤ちゃん


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夏休みも終わり新学期に入る頃は、子供の体の疲れが出るころ。ただの風邪と思ったら、実は重大な病が隠されていたというのは、よくある話だ。


©Abby Wilton/Supplied

ニュージーランドに住む、アビー・ウィルトンさん(37)は、’19年7月はじめ、1歳半の息子・ブロック君が、鼻をすすった時、風邪を引いたのかと思い、地域の医師に診て貰った。医師も軽い咳と鼻水が出ているブロック君をみて、風邪だと判断した。


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ところが、2日後、ブロック君は意識不明の重体になりウェリントン病院の、ICUに搬送された。それから24時間、ブロック君は酸素吸入器に繋がれたまま、まったく目が明かず、原因を突き止めるため、ブロック君は、オークランドの小児病院に搬送され、そこでようやく、肺炎とRCウィルスによる細気管支炎を併発している事が判明した。

『こんな恐ろしい事が息子の身に起きるなんて何かの間違いよって、自分に言い聞かせていたわ。』アビーさんは、昏睡状態から覚めなかった息子を見守り続けるしかなかった日々を振り返る。『何でもいい、一言でも、喋って頂戴。ママ大丈夫だよって言って、って心の中で、ずっと叫んでいたわ。』

アビーさんが、ここまで心をすり減らした、細気管支炎とは、どんな病なのか。

夏風邪と間違われやすいウィルス感染症


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細気管支炎は、別名RCウィルス感染症と言われ、夏風邪と間違われる事が多い。初期症状が夏風邪や鼻かぜによく似ていて、大人も罹患し、一生涯のうちに何度でもかかるからだ。

鼻水に始まり、咳と熱が出るのは、普通の風邪と同じだが、気道の末梢(細気管支炎)が炎症を起こすのが、RCウィルス感染症だ。


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潜伏期間は平均1週間で、2歳までの子供の大部分がかかる理由の1つに、子供は病気が治りきらないうちに、外に遊びに行ってしまう事が多いからだという。この病は、風邪やインフルエンザと同じように空気感染しやすい。

しかも赤ちゃんがかかると命に係わる重体になると言われている。

ブロック君が、10日間も昏睡状態になったのは理由がある。

ブロック君は、’18年1月、妊娠29週目の未熟児で生まれ、肺の形がきちんと形成されないまま生まれてきた。その為、肺のウィルス感染症にかかる確率は、他の赤ちゃんに比べ高く、命を脅かす危険があると言われたいたのだ。

そしてブロック君は、昏睡状態から10日後に覚めてどうなったのか。

昏睡状態から覚めた後も、油断大敵だった


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ブロック君は、10日間、昏睡状態でウィルスと戦い続け、10日後、目を覚ました。ブロック君の父・アダム、お姉ちゃんのハーパーちゃんも、心配し、かけつけた。

だが、目が覚めてすぐ、退院できるほどブロック君の容体は回復していなかった。モルヒネを投与しないと自力で呼吸出来ないほど、体力が弱っていたのだ。


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ブロック君が酸素ヂューブや呼吸器を外して呼吸が出来る様になるまで、三週間かかり、その間、モルヒネの投与が必要だったという。

母親のアビーさんは、子供の『ただの風邪』ほど油断は出来ないと、DailyMail豪州版のインタビューに答えている。

『医師は、子供の風邪は、単なる風邪ですから、2、3日様子をみましょう、っていうわ。確かに2,3日経過をみて良くなる子もいるけど、そうじゃない子もいる。一概には言えないのが子供の症状よ。親が、もしかしたらただの風邪じゃないかもしれないと思ったら、早めに大病院に連れていくか、専門医にかからせる事がいいと思うわ。』

アビーさんの言う通りではないが、『赤ちゃんの鼠径ヘルニア』だと見過ごしていたら、世界で例をみないガンだった、というケースがあった。それは何なのか。

鼠径ヘルニアのはずが、世界に数例しかない小児ガンだった赤ちゃん


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英ノッティンガムシャーに住む、フレディ・バージェス・シャドウ君は、生まれて僅か18カ月で、世界に8例しか報告されていないガンだと診断された。

フレディ君の病名は、外胚葉性間葉腫(がいはいようせいかんようしゅ=ectomesenchymoma)と呼ばれるもの。神経または軟部組織に発生する増殖の速い腫瘍で、大半は悪性。小児及び若年層に発生し、発生部位は、頭頚部、腹部、会陰部、陰嚢、四肢にみられる。


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フレディ君は、エマ・バージェスさん(36)とパートナーのケイティ・ウッドワードさん(34)との間に、精子提供で生まれた子だ。1歳になったばかりの’19年3月、バージェスさんは、フレディ君をお風呂に入れた時に、大泣きするので足をみると、足の付け根が腫れ上がっているのを見て驚いた。

腫れた足の付け根は、押してみるとリンパ液の固まりなのか、ぐしゅぐしゅしている。赤ちゃん特有の病気かもしれないと思い、バージェスさんは、フレディ君を連れて病院に行くと、鼠径ヘルニアと診断された。

が、6月にCTスキャンを撮りなおしてみると、どうも鼠径ヘルニアではなく、片方の睾丸の中に『塊』があるのが、見えたというのだ。バージェスさんとウッドワードさんは、腕利きの小児外科医を探し、フレディ君の睾丸の中の塊を取り除いてもらい、生体検査にかける事に。


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『こんな小さいフレディに手術と聞いた時は、気が動転したわ。鼠径ヘルニアの手術って日帰りで帰れるんじゃなかったのって。』ウッドワードさんは、フレディ君の容体が聞いていたものと予測だにしない事になり激しく動揺した。しかも悪い予感は的中する。フレディ君に宣告されや病名は小児ガンも同然だったのだ。

フレディ君は病気を宣告されて以来、9種のサプリを飲み、21日起きに放射能治療を受けているため、髪の毛が生えてこない。

『全く何も食べられなくて、ぐったりと寝ている日もあるわ。それでもこの子は、生きている価値があると思うの、生きる意味があるからこそ、この世に生を受けたんだと思う。こんなに苦しいはずなのに、泣かないで頑張っているし、看護婦さんも癒されるといってくれる。それだけで、フレディは幸せ者だと思うのよ。』

バージェスさんの長女ホリーさん(19)は、治療費を捻出すべく、クラウドファンディングを立ち上げた。バージェスさんとウッドワードさんは、フレディ君が入院する病院の近くにある『Billy’s House』という小児ガン患者両親専用のアパートに住んでいる。
病院から補助が出ているため無料だが、治療費は莫大なお金がかかることは避けられない。

フレディ君にしても、ブロック君にしても、共通するのは、親が最後の最後まであきらめない事だ。

子供の目に希望の光が宿る限り、まだその命を諦めてはいけないと思うのは、当然なのかもしれない。

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