卒業式に来ていく服がない…ブレザー1つ買えない友人の為に、ツイ民が立ち上がった!


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卒業式に着ていくブレザーがない…。日本では中古の制服を譲り合う文化が根付いている為、この様な事は珍しいかもしれないが、私服で通う米国で、格差社会となれば、珍しい事ではない。

巷では入学式も始業式、入社式もとうの昔に終わり、GW10連休の予定を組んでいる人も多いと思うが、ついこの間の卒業式シーズン。海を渡った向こうでは、こんな事があった。

『友達が来週の水曜に大学を卒業するのだけど、ブレザー1つ持ってないの。服がないから彼は卒業式に出ないって言ってるのよ。

友達はブラームフォンテンに住んでいるのだけど、彼は紺のパンツぐらいしか持ってないわ。アタシがワイシャツを買ってあげたぐらい。誰かブレザーを貸してくれないかしら。サイズは34~36だと思うの。彼の御両親の長男の卒業式なのよ。服がないから卒業式に出れないって、かわいそうじゃない。』


©twitter.com/4Denga/boredpanda.com

投稿主は、デンガ・ムタウ(Denga Mutau)さん。世界最凶都市と揶揄される程、治安が悪い、南アフリカ共和国のヨハネスブルグ在住だ。パックツアーで、1週間100万近く払い旅行に行く日本人が襲われる危険性はないだろうが、バックパッカーの方がかえって危険と言われる街だ。

デンガさんが言及する『友人』が住むブラームフォンテンは、ヨハネスブルグの近郊にあり、アパルトヘイト博物館のある街としても知られている。

デンガさんの話によると、彼女の友人アピウェイ(Aphiwe)さんは、ヨハネスブルグでも盆地地帯で国立公園のあるウィットウォーターズランド大を卒業するのだが、卒業式に来ていく服も靴もないという。

彼女は彼を驚かせようと、Yシャツを買ったのだが、それで先立つものが消えてしまったのだ。デンガさんは、うつ病の為に働く事が出来ず、友達が卒業式に出れず困っているのを、ツイッターで発信するしかなかった。

普通なら、ツイッターの『つぶやき』は見過ごされてしまう場合が多い。が、前にも『子供の頃にクルーズ船で会った友達に逢いたい』という呟きから、15年ぶりの再会を果たした女性が居た様に、神様は突然『奇跡』を起こしてくれる。

今回もまたデンガさんの、つぶやきはツイッター民の心の良心を動かした。

『フォーマルスーツ?持ってるけれど?』『もしも購入するなら、レシートを頂戴。私が全て払うわ』『彼はどこの大学にいるの?僕らが何とかするよ。』『おめでとう!貴方と貴方の御友人を食事に招待したいわ!』と様々なメッセージが寄せられた。

が、あまりにも沢山のメッセージが寄せられ、デンガは、どれに答えればよいのか、判らなくなってしまった。そんな時に、彼女は一通のつぶやきとDMを受けとる。

『今手持ちがないんだけど、500ランド(4000円)君に送ろうと思う。送り先を教えてくれないかな。』このメッセージの送り主が、デンガさんに、500ランド送金してくれたお陰で、デンガさんは友人にブレザーを買ってあげる事が出来た。

500ランド送金してくれたYamunguD最初、デンガさんのつぶやきを見てアピウェイ君が卒業後に職探しをするのだろうと思い、ブレザー代を出す事にしたのだが、アピウェイ君がは、大学を卒業後、大学院に行く予定だと知って、誤解していた事を謝罪したという。

デンガさんが、アピウェイ君の為にスーツを購入したのは、’19年3月24日。27日が卒業式だったので、ギリギリ間に合ったのが判る。そして卒業式の写真は、これだった。


©twitter.com/4Denga/boredpanda.com

『今回、皆さんの良心で、思わぬ寄付を頂けて、彼はとても喜んでいるわ。彼は今まで自分の銀行口座がなかったから、今回、私が代行する事になったの。今度の一件で、彼は自分の口座を持つって言っているわ。』とデンガさんはツイッター民に話したという。

アピウェイ君を囲んでアピウェイ君の家族も卒業式に参列する事が出来た。


©twitter.com/4Denga/boredpanda.com

この後、デンガさんとアピウェイ君は、近くのレストランで大テーブルを囲み、卒業祝いをしたという。

This Man Couldn’t Afford Clothes For His Graduation So Twitter Users Made Sure He Has The Best Graduation Ever

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