ディナークルーズで出逢ったきりの親友と12年ぶりの再会!ツイッター民10万リツイートの驚きの効果


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スマホを持ち、SNSを使う事が当たり前の様になっている現代、友達に連絡を取る事は、すぐできる。その一方で、あの時偶然出逢った人にもう一度逢う為のツールとしてこれらSNSが役に立つかどうかと言われれば答えはNOだ。


©twitter.com

’18年11月24日、米国ミシシッピ州ジャクソンに住む短大生のブリアンナは、’06年にディナークルーズで出逢った女の子を探す為、ツイッターに写真を投稿した。彼女曰く、このアジア系の女の子を見かけたのが、これが最初で最後。連絡先も交換しなかったので、写真が残っている事だけが奇跡なのだという。

ブリアンナ曰く、ハワイで開かれたディナークルーズは、子連れ家族クルーズで、周りは自分と同年代の子供を連れた家族連ればかりだったという。その中で意気投合したのが、このアジア系の女の子だった。ブリアンナにとって彼女は、たった一枚しか写真はないが、人種を超え、人生観を超え、腹を割って話せるたった一人の友達ではないかと思えるようになったという。

この写真はブリアンナの親が撮ってくれたもので、ブリアンナは古いアルバムや親が残してくれたビデオメッセージを整理していて偶然みつけた。

彼女は現在19歳だが、政治と人種、人生観の違いから、友達になりたくてもなれない人たちに囲まれてきた。そんな彼女が見つけたのがこの写真だった。

SNSのトレンドは、海外ではスナップチャットの様に『シェアした直後から消えていくもの』やインスタグラム、Tiktokの様に『一目でわかるもの』に移りつつある。日本でもLINEでグループを作り、同じ考えのもの同士とつながり閉塞的になりがちだからこそ、こうした出逢いは、なかなかない。

Facebookやツイッターへの反応も鈍く、ブリアンナが投稿を公開した直後は、僅か9リツイートしかされなかった。彼女も『世の中の人は、しょせん他人の事なんてどうでもいいんだ…。』と思い、その日の晩は、さっさと寝てしまった。ところが、次の日、彼女のツイートは、日本における『電車男』の2ちゃんねるの様に拡散されていく。

もしかしてあの子じゃないのか、あの子じゃないのかと拡散が拡散を呼び、僅か1日で12万のリツイートを記録したブリアンナの投稿は、彼女の投稿に気づいた一人の青年により、あの日ブリアンナが12年前に出逢ったという少女・ヘイディ・トランの元に転送された。

『もしかして私じゃないかしら?』
そういってリツイートしてきた短大生の黒髪のアジア系の女の子、ヘイディ・トランは、手に、あの日のディナークルーズの写真を持っていた。

『ええっ?もしかしないでも貴方よね?』ブリアンナの驚きは並ではなかった。12年間探していたディナークルーズで出逢ったあの少女が答えてくれた。

ツイッターに投稿して、わずか1日。ツイッター民の良心により、彼女の投稿は拡散され、12年前に一度出逢っただけの女の子に巡り合う事が出来た。

が、どこの国のツイッター民やSNS民も、お互いの事情を知らず、おせっかいな事をしたがるもの、二人がリアルに会えるように、クラウドファンディングサイト『GoFundMe』に二人の幼い時の写真を無断借用し、クラウドファンディングを立ち上げたのだ。これには双方から『待った』がかかった。

『12年前に意気投合して、それ以来連絡が取れなくなっていた女の子に出逢えるという企画を立ててくれるのはとてもうれしいわ。でも私たちは米国の正反対の方向に住んでいるし、出逢わせてくれた人々に余計な心配をかけたくないの。』ヘイディは、そう語る。

ヘイディは、地元の短大の奨学金を受け取る事が決まっていて大学に進む予定だという。これから学業に専念したいので、ブリアンナとは、それまでSNSでやりとりしたいと言った。ブリアンナも同じ思いだった。

『私もこの間大学に入学したばかりよ。部屋を整理して、この写真が出てきて、この子が誰なのか知りたかった。誰か見つけてくれたらという私の望みをかなえてくれた見知らぬ人たちの好意にはとても感謝している。もう一つお願いがあるとするなら、このクラウドファンディングに関わらないでほしいという事なの。これは私たちの意思じゃないから。』

そんなブリアンナのつぶやきを聞いたツイッター民の反応はというと、真摯なものがほとんどだった。『ツィッターは、時には素晴らしい効果がある』、『ツイッターは、やっぱりベストアプリだね』というものだ。だが中には、彼女たちの幸運に便乗しようとする、とんでもない人たちも居たようだ。

こちら黒人、ブリアンナと同じ様に、ディナークルーズで出逢った男性が忘れられないので、みかけた人は僕に連絡して、というのだが、手にお札を持っている所を見るとどうも違う。タチの悪いジョークにブリアンナは『チョっとアンタ!米国は訴訟社会なんだから訴訟おこしてやってもいいわよ。』と怒りのリツイートをお見舞いした。

こちらはよくわからない便乗組。わざわざブリアンナにリツイートしているが、誰からも無視されている。’17年にディナークルーズで出逢ったこの彼が忘れられないから、アタシも便乗して探して貰おうかしら~というものだ。お前は関係ないだろうという話。

一方、本家のブリアンナのヘイディは、おかしな便乗組にメールやリツイートされない様に、今は学業に専念しているという。感動の出会いはブログやSNS、インスタで見せびらかすものでもないらしい。

Girl Shares A Photo Of A Friend She Hasn’t Seen In 12 Years, And It Gets 100.000 Retweets Overnight

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