野良犬11匹放し飼いにしてた老女・保護ボランティアの前で号泣した理由が悲惨


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野良猫や野良犬を拾い、面倒を見るのは個人の自由だが、お風呂も入らせず、餌もろくに与えない、獣医に定期的にかからせないというのであれば、飼い主の責任能力を問われるのは明らかだ。

リトアニアの動物保護ボランティアのZivileさんは、職業柄様々な動物保護にあたるが、今回は飼い主の深刻な悩みに、ぶちあたったという。


©borepanda.com

Zivileさんは、保護シェルター宛に『近所に住む老女が、あばら家に犬を沢山放し飼いにしている。犬はどれも痩せこけていて、酷い匂いが家からする。』という通報を受けた。

通報を受けたZivileさん他、保護シェルターの人々は、老女の住まいにかけつけると、唖然とした。


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元々は、きちんとした田舎の平屋だったのだろうが、壁の一部は崩れ、そこには老女と、11匹の痩せて、目がギョロっとした犬がぞろぞろと出てきたからだ。

飼い主の老女は、餌を買う金もなく、生活に困窮しているのか、犬はパンくず以外与えられていない。酷い時には、植木を奪い合う様に食べているという、ありえない事が起こっていた。

しかもこの老女、認知症を患っているのか、保護ボランティアの団体が現れた時に、きょとんとしており、何がおこったのが、さっぱり判らないという顔をしていた。


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が、ボランティアたちが、やせ衰えた犬たちにドックフードを与え、保護しようとした時、老女は大声で泣き始めたという。何故なのか。

老女曰く、野良犬の保護は今は亡き夫が始めたもので、夫は野良犬を、農作業の合間にどこからともなく連れてきては、夕食の残りを犬に与えていたという。

その夫が亡くなったのが数年前。野良犬を保護シェルターに引き取ってもらうという事も思いつかず、老女は、ただパンを与え続けていたという。

よほど蓄えがないのか、凍り付く程寒いのに、部屋に暖房はなく、老女も犬もここで暮らしていたというのだ。

保護ボランティアたちは、まず老女を説得し、彼女の親族を探し当て、彼女を都心のアパートに入居させ、11匹いる犬から引き離す事にした。

弱り切った犬を、いきなりこの家から出すと、環境に適応しなくなる為、最初の2週間は、保護ボランティアが、この家に通い、犬に餌を与え、中でストーブを炊き、様子を看て、数匹ずつ保護シェルターで保護する事にした。


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11匹いた犬は、全て健康状態が回復し、9匹が飼い主が見つかったが、残りの2匹は、精神的に安定しないのか、
新しい飼い主に巡り合えない。

保護ボランティアたちは、11匹すべてに飼い主が見つかった時が、ゴールだとしているという。

一方こちらは、飼い主に大切に育てられたにも関わらず、不治の病にかかった犬の話だ。

ラブラドールレトリバーのデイジーは、ダグとグレース夫妻の元で長年大切に育てられてきたが、自己免疫性・重症筋無力症になり、その後遺症で巨大食道症になってしまった。


©facebook.com/gracejones.161/borepanda.com

巨大食道症というのは、犬の病気で、食道が拡張する事で、食道の機能が低下し、食べ物を胃の中に送り込めなくなってしまう病気だ。

この病にかかった犬は、食べて数時間はお座りした状態でないと、食べ物をもどしてしまう。
ダグとグレースは、苦しそうにしているデイジーを見て途方に暮れたが、医師から人間の赤ちゃん用の椅子を作ればいいと提案され、デイジーのサイズに合わせて作る事に。それが写真の通りだ。

デイジーは、ダグが作った椅子に大喜び。体を持たれさせ、車椅子の様に動くのも辛い体をお手製の椅子で支えていた。この様子をダグはグレースのFBを通して伝えていた。


©facebook.com/gracejones.161/borepanda.com

皆がデイジーが、ダグの作った椅子で闘病生活を送っている姿に勇気づけられたが、昨年12月、哀しいニュースがFBに流れた。デイジーは、クリスマスイブに死んでしまったのだ。

ダグとグレースは、デイジーの死を無駄にしてはいけないと、デイジーと同じ病、重症筋力無力症や、巨大食道症にかかった犬の飼い主宛てに、椅子の作り方をFB上に公開した。

すると次々と『うちの家も作ってみたわよ!ありがとう!』と感謝の言葉が、SNSを通して伝わってきたのだ。

いかがだろうか。

日本では、ブリーダーやペットショップから犬や猫を飼う事が一般的になっていて、野良犬や野良猫を保護して、命尽きるまで看取るという事が美徳という概念がなかなか定着しない。

保護犬や保護猫を命尽きるまでみる人は『偉い人』という概念になってしまうだろう。

猫や犬を飼う事は、どんな形であれ、責任能力を問われるのではないかと思う。

Shelter Rescues 11 Dogs Who Were Living With An Old Grandma And Only Ate Bread

This Dog Couldn’t Eat Without Standing Upright, So Her Family Built A Special Chair

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