ケータリング大手CEO・水上機事故で死亡・6月に再婚予定だった…


世界60か国でケータリングサービスを手掛けるコンパス・グループのCEO、リチャード・カズンズ(58)一家が飛行機事故で死亡した。

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事故で死亡したのは、コンパスグループのCEO、リチャード・カズンズ(58)、彼の息子で警察官のエドワード(23)、労働とアドバイザーのウィリアム(25)、OK!Magazineの元編集員で婚約者のエマ・ボーデン(48)、彼女の娘ヘザー(11)そして操縦士のガレス・モーガンの6人だ。

家族はクリスマスの前に英国を離れ、新年をシドニーで過ごそうとしていたらしい。
観光用の水上機・DHC-2ビーバーをシドニーに航空会社Sudney Seaplaneからチャーターし、シドニーから30km北コーワンの港から出発、ニュー・イヤーズ・イブには事故があったオークスベリー川周辺で空の上から花火を見て、シドニーに戻る予定だったという。

現地警察はオークスベリー川で、バラバラになった機体と6人の遺体を回収。原因の特定を急いでいるが、今現在原因は解明されていない。

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リチャードが、コンパスグループのCEOに任命されたのは’06年。
この年に彼は『ハーバード・ビジネス・レビュー』で、最も優れた功績を遺したエクゼクティブ100人のうち11位に選ばれた。

リチャードは公私共々誰からも慕われており、突然の死に、周囲の人々は哀しみを隠せないでいる。リチャードは3年前に妻・キャロラインをガンで亡くし、2人の息子はキャロラインとの間に生まれた子供だが、リチャードにはその頃から家族ぐるみで付き合っている友人も多くいた。

英北西部バッキンガムシャーの行政地区・アマーシャムに住んでいたリチャードは、地元のクリケットクラブに家族で入会していたが、クリケットクラブのオーナー、ジョン・カッパーは今回の訃報に心を痛めている1人だ。

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『リチャードは、クリケットクラブの中では一番仕事が出来る善きファミリーマンだった。大抵の企業のCEOは、どこか冷たい印象をうけるものだ。子供たちに対する躾や奥さんに対する接し方一つとってもね。でもリチャードは違った。誰に対してもいい意味で平等で、こんな早くに不慮の事故でなくなるべきではなかった。』
ジョンは、誰に対しても平等な父親の姿を見て育った2人の息子が、これからもこのクリケットクラブを支えてくれるだろうと述べている。

リチャードの元妻・キャロラインはガンと診断され、わずか6週間でこの世を去った。
みるみるうちに衰弱していく妻に、なすすべもなかったリチャードを見てキャロラインは『このままでは貴方と息子が駄目になってしまう。誰か他にいい人を探して、お願いよ。』と言い残し、この世を去ったという。

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それだけにリチャードは愛する妻と過ごしたアマーシャムの家をなかなか売ろうとはしなかったし、家族を支えてくれた暖かい人間関係とも離れようとしなかった。それが再婚になかなか踏み切れなかったともいえる。

事実、アマーシャムに住んでいたリチャードやリチャードの息子の友人は、事故のある数日前に開かれた婚約パーティに招かれていた。

パーティに招かれていた元看護婦のキャロライン・フランクリン(78)もその1人だ。彼女は家族ぐるみで長年リチャードと付き合いがあり、今回の再婚の背中を押した1人でもあった。それだけにこんな事になるなんて信じられないと哀しみを顕わにしていた。

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一方、エマが勤めていたOK!Magazineの編集部も哀しみにつつまれていた。
元編集長のリサ・バインは、エマを『論理的で教養があるのに、フレンドリー。誰からも愛される愛情深い人。彼女がリチャードと巡り合えたのは神様の思し召しだった。』と語っていた。

同僚のカーティス・タイラーは『編集部の皆はショックだったと思う。シングルマザーになって苦労していたエマが、コンパスグループの社長と再婚出来ると聞いた時は驚いた。彼女こそ現代のグレースケリーだと言っていた。まさかこんな事になるなんて思わなかった。今度こそエマは幸せになれると皆が祈っていたのに、残酷な話だ。』と怒りをあらわにしていた。

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エマとリチャードは、今年6月に結婚する予定で、9月にはヘザーは新しい学校に編入するはずだった。ヘザーは既にクリスマス前にエマと共に新居に転居していて、新しい友達も何人か出来ていたという。新居の2件先に住んでいたラタ・マイアスは新年早々テレビのニュースで、近所に引っ越してきた富豪の死を知った。

『億万長者なのに気さくで、朗らかな家族という感じだった。セレブって気取ってるイメージがあるのに、そんな風じゃない。この人たちとなら仲良くやっていけると思った矢先よ。何故と思ったわ。』

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リチャードの元妻キャロラインの兄・イアンもまた今回の事故が信じられないという1人だ。彼は亡くなったウィリアムやエドワードの叔父にあたる。

『リチャードは素晴らしい人だ。人生の目標を決め、常に邁進し、それを形にすることが出来る人だ。だからこそ妹は彼に生涯を捧げたんだよ。彼のおかげでウィリアムもエドワードも立派になったし、僕も2人とは腹を割って話せる。』
今回の再婚についてどう思うのかと、DailyMailの記者に問われると、それを一番祝福しているのは、キャロラインだろうという。

『彼女には女の子が居なかった。僕には娘がいたからね。娘を連れていくと大喜びだった。娘さんの居る女性と再婚出来たのは妹が引き合わせたんだと僕は思ってた。なのにどうしてこんな事になったんだ。』

事故機となったDHC-2ビーバーは、Seaplane Pilot Assosication Austrailaによると、観光用の小型水上機で、他のものに比べ安全な為、セレブに人気だという。
お騒がせセレブ、ピッパ・ミドルトンが新婚旅行で使った水上機も、この形と同じものだ。観光会社のSydney Seaplaleも創業は’05年だが、この様な大事故は今まで一度も起こった事がなかったという。

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だが墜落の瞬間を目の当りにした、現地在住のマイルス・バブタイスは『水上機は右に旋回した途端、まっさかさまに鼻先から落ちていった』と証言している。
もし途中でエンジンが可笑しいと気付いたのであれば、水上機なのだし川に着水するはずだ。もしかすると水上機のプロペラに鳥が巻き込まれたと同時にエンジントラブルが起こったのかもしれない。

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6月に新たな門出を迎え、CEOをリタイヤする予定だった億万長者の死は未だ謎につつまれたままだ。

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