【ミステリー】名作ホラー映画の撮影中に本当に起きた怖い話・呪われた映画まとめ


[AD] 「受験生に役立つ情報誌」や「大学パンフ」の請求で必ず【1000円】もらえます。

ホラー映画は夏の定番という人もいると思うが、名作は観ている人を恐怖に陥れる理由もある。
実際にいくつかの名作ホラー映画は撮影現場に居たスタッフや俳優が、命の危機に晒され、撮影中に超常現象が起きたり、撮影後に俳優が亡くなったりと呪われていたりする。

作品の呪いと信じるか信じないかは、読んだ方々の見解にお任せするとして、ホラー映画の名作の影で起こった呪いを紹介する。

エクソシスト(1973)

映画館で実際観た人が気分が悪くなり、嘔吐したり後で流産したという噂が流れ、劇場座席には嘔吐防止のポリ袋まで付けられたという曰く因縁付きのこの映画。
当初はスタンリー・キューブリックが監督を熱望したが、撮影が長引き予算オーバーになる事を恐れた製作者側が、彼の意向を遠のけた。

その為低予算かつ6週間という短期間で撮影され、監督の意向で俳優、女優も当時無名の人間を起用する事にしたが、撮影当初から呪われている映画だった。
撮影前にセットが全焼し、新しく作ったセットで悪魔祓いをしなければと言われていた程、スタッフが及び腰だったこの映画、映画関係者だけで9人が死亡している。

アル中の映画監督役のジャック・マッゴーランは、映画が公開される前にインフルエンザをこじらせ死亡。カラス神父役の母、バシリキ・マリアロスも公開前に自然死している。
監督は、ホラー映画という事もあり、映画宣伝の為、撮影中の事故を大げさに語った為に、公開当初パニックになった。

ローズマリーの赤ちゃん(1968)

アイラ・レヴィンの1967年のベストセラーを、製作者のウィリアム・キャッスルが自宅を担保に映画化権を手に入れたのは翌年。だが彼は撮影中に『長い病にかかり自分が招いた罪で呪われて苦しむだろう』という謎の手紙を受け取る。
謎の手紙通り、キャッスルは制作中に倒れ、映画公開をその目で見る事無く、病に苦しみ’77年に腎不全で死んだ。

音楽担当のクシュシュトフ・コメダは脳腫瘍で映画公開翌年に死亡。同じ年に監督、ポランスキーの愛妻シャロン・テートがカルト集団マンソンファミリーによって人違いで殺害されている。

そもそもキャッスルはB級ホラー映画というより、タチの悪いお化け屋敷を作る感覚で映画を作っていた。
観客に死亡保険をかけたり、客席に本物の骸骨を飛ばしたり、恐怖で退場した観客に入場料を返金する代わりに、劇場外の『臆病者コーナー』で立ってろというお仕置きをさせたりと、行き過ぎた行いをしていたという。
彼が腎不全で苦しんで死んだのは、この作品の呪いというよりも、今までのタチの悪い行いのせいだったのだろう。

トワイライトゾーン/超次元の体験(1983)

4話構成のオムニバスホラー映画。どれも主人公が実生活で抱える不満を題材にしている。

陽気に歌いながら夜道をドライブする2人の男の車のテープが絡んで止まり、運転手は助手席の男に『怖い思いがしたいか』とふざけて言うと、助手席の男は『本当に怖いものを見たいか』と振り向く。その顔は化け物で、そこから映画の内容に入っていくというもの。

この映画で『呪われている』と言われるのは人種差別を扱った第一話『偏見の恐怖』だった。
主人公は、うだつのあがらない白人リーマン・ビル(ヴィック・モロー)。彼は仕事が出来るユダヤ人や黒人に地位も名誉も奪われているのに、白人優位主義の概念を捨てきれない。
バーで文句を言い、外に出た途端、彼を待っていたのは、ナチスドイツの街並み、KKKの主会場、ベトナムの戦場…すべて白人優位の場所だった。
しかしビルは、超次元でタイムスリップした白人優先社会で逆に差別され命の危険に晒されてしまう。

この映画で事故が起こったのはビル役のヴィック・モローがベトナム戦争のシーンを演じた時だった。
ベトナム戦争でビルは、ベトコンの子供たちを救おうと米軍のヘリから身をかがめ両脇に抱え守るはずだった。しかし上から模擬爆弾の爆風を受けたヘリの後尾が落ち、ヴィックと子供たちはヘリのローターに巻き込まれ死亡。しかもその惨状は3方向からカメラでとらえられていた。

ザ・クロウ(1994)

ブルース・リーの息子、ブランドン・リーの息子の命を奪った作品としても悪名高いこの映画。ブランドンだけなく、撮影スタッフも作品の呪いを受けた。
撮影初日全身火傷を負ったスタッフが病院に搬送され、続いてセットを組み立てるスタッフが電動ドリルで自分の手を貫通するというありえない事故を起こす。
そしてブランドンの死は、貫通するはずのない銃弾が体を貫通した事による事故死だった。

ポルターガイスト(1982~1986)

不動産会社に勤めるフリーリング一家は新興住宅地クエスタベルデに引っ越してきたが、引っ越した途端、様々な超常現象に巻き込まれる。
クエスタベルデは墓地を埋め立てた住宅地で、家の地下、埋め潰された墓地の一家の地下は、かつて宗教一派の信者達が集団自決した場所だった。霊媒師が悪魔祓いをすることになったのだが…。

1作目はスピルバーグがMGMで唯一製作したホラー映画として知られるこの映画。続演もリブートも作られた映画だが、映画製作中に関わった人々が呪われたように殺されている。

一家の長女役のドミニク・ダンは、独占欲の強い元彼の料理人に絞殺された。次女役のヘザー・オルークはクローン病を発症しその後敗血病で死亡。
インディアン祈祷師のウィル・サンプソンは肝臓疾患、ケイン牧師を演じたジュリアン・ベックが胃がん、二作目の監督は骨肉腫で死亡。
プールに浮かぶガイコツのシーンは、本物を使った方が安いからという理由で本物を使ったらしいが、それが呪いの原因ではないだろうか。

ポゼッション(2012)

撮影中の事故というよりも、主役の女の子の変貌の怖さが話題となったサム・ライミ監督のホラー。
妻と離婚し、週末ごとに2人の愛娘と過ごす父クライド(ジェフリー・ディーン・モーガン)はガレージセールでアンティークの木箱を購入。

次女エミリー(ナターシャ・カリス)は木箱に執着し、とうとう木箱をあけてしまうが、木箱は’20年代にポーランドでユダヤ人が悪魔を封じ込めた箱として知られていた。
エミリーは木箱を開けた時から、異変が生じ、家族を惨劇に陥れていく…

日本でも梅図かずおのイメージポスターの怖さが話題となったこの映画。撮影中は、電球が突然消えたり、不気味な突風がセットに吹いたり、原因不明のボヤでセットが焼けたりしたという。
この火事で木箱が燃えたらしい。

オーメン(1976)

6月6日午前6時に誕生し、頭に666のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る話。
主演のグレゴリー・ペックにとって性格俳優への脱皮ともなった映画だったが、災難な映画だった。
映画の撮影中ペック夫妻がいつも食事をしていたロンドンの店や、監督のリチャード・ドナーが宿泊していたホテルがIRAに襲われた。ペック夫妻はその時に食事にいかなかった為無傷ですんだが、監督は運がよかったとしか思えない。
それだけでなくペック、脚本家、プロデューサーが別々の飛行機に乗ったにも関わらず、飛行機に雷が落ちるという大惨事に見舞われた。

撮影中の動物園ロケではヒヒが、共演者を襲い、飼育係がライオンに襲われ死亡した。
特殊効果のジョン・リチャードソンは交通事故をおこし、助手席に乗っていた恋人は首を斬られて死亡という惨殺死体になった。偶然にもリチャードソンが担当したシーンは首がもげる惨殺シーンで、事故現場はオランダで、道路標識に『オンメンまで66.6キロ』と書いてあったという。呪われすぎではないだろうか。

止めが、主演のグレゴリー・ペックの長男ジョナサンはテレビレポーターだったが映画公開前年の、’75年、謎の拳銃自殺を遂げている。

悪魔の棲む家(1979)

今見ると、ホラーなのかどうかよく判らないこの映画だが、映画の最初と最後だけは実話がベースというのは合っているのだそうだ。
実話と映画があっているのは、’74年11月、NYロングアイランドの大邸宅に住む次男が『家が家族を殺すようにいった』とのたまい、一家全員を惨殺した事。

それから1年後、惨殺事件があった事もきにせず、破格の安さでこの家を購入したラッツ一家が入居後28日で、家が引き起こす超常現象にさいなまれ死んでいくというものだ。
曰く因縁付きの家には住んではいけない教訓だろう。

Atuk(未完成)

カナダ人作家モルデカイ・リッチラーが出した小説の映画化。
イヌイットのオジイサンがトロントに引っ越しドタバタを繰り広げるコメディになるはずだった。

が、原作はトロントに引っ越すイヌイットだったはずが、『星の王子様NYに行く』や『オペラハット』の様に、舞台をムリヤリNYに変えた所から、呪いがはじまった。
最初に主役のオファーが行ったのが、ジョン・ベルーシ。だが、彼は薬物過剰摂取で急死してしまう。

次にオファーを受けたのがサム・キニソン。ボン・ジョヴィはエアロスミスにも気に入られていた彼でしたが撮影スタジオに向かう途中で交通事故にあってしまい事故死。
’94年にオファーを受けたのがジョン・キャンディ。しかし彼は心臓発作で死亡。ここまでくると『オファーをうけたら殺される』という不気味な噂が俳優の間で広がっていた。
そんな中引き受けたのが、クリス・ファーレイ。が、彼も’97年に薬物で死んでしまう。

ここまで来ると誰も引き受けないだろうと思ったが、’07年フィル・ハートマンが主演を引き受けた。これでAtukの呪いが解けると思ったのもつかの間。
フィルは奥さんに拳銃で撃たれて殺されるという謎の死を遂げる。

作品そのものではなく、プロジェクトがホラーなこの映画。主演を引き受けたら命を落とす。もし順調にプロジェクトが進んでいたら’80年代初頭に公開だったのに、呪われているとしか思えない。

いかがだろうか。
ホラー映画や、関わったものが次々と死んでいく作品は、もしかすると『この世にだしてはいけない何か』が隠されているのかもしれない。
それに気づかないのは私たちだけではないだろうか。

10 Shocking Movies That Are Said To Be Cursed

こんな記事も読まれています


Tree of bean