元リビア独裁者カタフィには7男1女の子供に恵まれた。
しかし、独裁者が子供に恵まれても、政治的手腕及び、
軍事的手腕に恵まれている人間とは限らない。
しかし役に立つ息子は、悉く死んでいるか投獄中であり、
生き残った息子は、悉く父親の顔に泥を塗っている。
1:カタフィ大佐死後、息子、娘は?
カタフィ大佐の死後、息子娘はどうなったのか?
7男ハミス(写真)は軍隊に行くが’12年空爆で死亡(享年29歳)。
後継者と呼ばれた、2男サイフ・アルは投獄されている。
近い将来処刑されるという噂もある。
4男のムアンタシムは、生きたまま捕虜にされていたが、死亡。
6男サイフは、空爆で死亡。
長男ムハンマド、娘のアイシャは、妻サファイアと共に
アルジェリアに逃亡。
で、残っている5男と3男なのだが、これが
居てもいなくてもどうでもいいのだ。
カタフィ家のお荷物と言っていい。
2:三男は役立たずのサッカー選手?
カタフィ大佐の3男アッ=サーディーは、
サッカー好きで知られている。
カタフィは、自己所有のサッカーチーム・アル=アリSC に
息子を入れ、
その後ゴリおしでリビア代表にしてしまった。
国の金を使い、息子にレッスンコーチを付け、
イタリアのセリエAに多額の資金援助を行い、無理矢理息子を
セリエAに入団させた。
それだけに留まらず、才能あるかないか判らない3男を
ペルージャやカルチョといった有名クラブに
3男を放り込んだという。
当然の事ながら、力量不足の3男は、
どんなに父親がチームに賄賂を送った所で、
2試合しか出られなかった。
解説者からもサーディは、
『明らかに運動をしていない人の走り方ですね』
と笑われていた。
が、その後パパ・カタフィは、性懲りも無く金をつぎ込み、
3男は強豪国アルゼンチン代表を招き、
リビア代表と試合をさせるなど、かなり横暴なマネを働いた。
独裁者の息子は、自分勝手である。
3:問題児なのは5男・ハンニバル
名前が悪いのか、カタフィ大佐の息子で最大の問題児なのが
5男のハンニバルである。
映画『ディクテーター・身元不明でニューヨーク』の
アラジーン将軍のモデルは、彼とも言われている。
独裁者の息子まんまで、各国で暴力事件を起こしては
外交特権を使って逃げ、愛車はポルシェという様は、
映画でそっくりそのままパクられ、失笑をかった。
長男、母親、長女と共に亡命し、亡命先からは
’13年からは政治活動をするようにと警告されているにも関わらず、
自家用ジェットや、スポーツカーで出かけ放題。
ちなみに、こちらが本物のハンニバルと
妻、そしてお犬様。
暴力を振るわないのは『お犬様相手』だけ。
元下着モデルの妻・アリーネにも暴力をふるい
アリーネもまた使用人に熱湯をかけるなど暴力を振るう。
昨年12月にはレバノンで武装勢力・
シーア派世俗政党『アマル運動』に誘拐されるが、
命からがら逃げ帰ってきた。
殺されてしまえばよかったのにという声が聞こえないでもない。