人間は生まれた食べ物で出来ています。
好物は頻繁に食べるでしょうし、それが人格の一部になっている事は
拒めません。
現米国大統領のトランプの好物はファーストフード。
ハンバーガーにフライドチキンにピザ、肉は赤身、しかも『トランプステーキ』なんて自社ブランドまで立ち上げ、ガンガンに焼いて
よく食べるそうです。
かつてマクドのCMに出演する程マクドが好きで、デザートは特盛アイス。
これで大酒呑みなら、明日死んでもおかしくないが、幸いなのかどうなのか、トランプは下戸だそうです。
©rollingstonejapan.com
第44代米オバマ元大統領が、公務中はヘルシー志向で通しサンドイッチを食べていたのに対し、好物はジャマイカ料理のジャークチキン、チリコンカン、キャラメルチョコレートドリンク、抹茶アイスクリームと、案外ジャンクフードがお好みだったようです。
では歴代大統領の好物は何だったのでしょうか?
トーマス・ジェファーソン
©ja.wikipedia.org
米国第3代大統領で、建国の父とよばれたジェファーソンは『ジャンクフードの父』と言っても過言ではないでしょう。
大統領になる前、フランス大使時代にフレンチフライに目を付けていた彼は当時、トマトとジャガイモを食べ、客に提供していたそうです。
当時2つとも『毒がある』といわれていた食べ物で、煮たり焼けば何とかなるじゃないかと考えたのが彼。
その後、好物のマカロニにチーズを絡めた『マカロニ・アンド・チーズ』を考えたり、当時珍しかったアイスクリームを食べて、食生活に根付かせたのはこの大統領だそうです。
セオドア・ルーズベルト
©ja.wikipedia.org
第26代米大統領ルーズベルトは、1000回以上も大統領令を発令した、トランプ真っ青の大統領。体が弱く喘息もちだったという彼の好物はフライドチキン。こんな昔からあったとは驚き。
ピッグ・イン・ブランケット(ソーセージをクロワッサン生地やパンケーキなどで包みオーブンで焼いたもの)も好物だったそうです。
ドワイト・D・アイゼンハワー
©ja.wikipedia.org
第34代米大統領アイゼンハワーは、バター工場で働き、軍に志願、最高司令官になり大統領となった叩き上げ。
そんな大統領の好物はビーフシチュー。
『Eisenhowe’s Beef Stew(アイゼンハワーのビーフシチュー)』というレシピも出回っているのだそうです。
ジョン・F・ケネディ
©jfklibrary.org
言わずと知れた第35代米大統領JFK。
歴代専属シェフたちが大統領の食生活を支えましたが、専属シェフとして有名なのはケネディを支えたJacques Popin。彼はドゴール大統領の専属でした。
腕利きのシェフに作って貰ったJFKの鉱物は、ニューイングランド・クラムチャウダー。コーンマフィンがついた時はご機嫌だったそうです。
リチャード・ニクソン
©ja.wikipedia.org
ウォーターゲートで政界を去る事になり、暗いイメージがつきまとう第37代米大統領ニクソン。
Wピースがキメポーズなだけあり、やる時にはやるで、就任時米国で心臓病が増大し、医療保険が増える事態に直面たニクソンは、食生活の改善に挑みます。
とはいっても、40年近くも前なので、ニクソンのメニューは、緩めの糖質制限。奥さんが作るミートローフ、フレッシュフルーツとヨーグルト、カッテージチーズのケチャプがけ、パイナップルだったそうです。
ジミー・カーター
©ja.wikipedia.org
只今御年92歳の第39代米大統領。
’15年に肝臓がんの手術の後、脳内4カ所に悪性脳腫瘍が見つかったので、最新鋭の放射線療法と免疫療法で脳内腫瘍を治療したという。
そんな元大統領の好物はグリッツ(粗引きトウモロコシ)や“フライドエッグ”にゴートチーズとカントリーハム添えなど南部料理。
故郷の料理を食べて最新鋭の医療が受けられれば長生きできるという事か。
ロナルド・レーガン
©ja.wikipedia.org
第40代米大統領で、政界進出前は大根役者と揶揄されたレーガン。
政界進出までに、やめようやめようと思っていたのが煙草らしく、禁煙の為に頻繁につまんでいたのがジェリービーンズ。
カリフォルニア州知事時代から禁煙のために食べ始め、大統領就任式典では3.5トンもこの豆型ゼリーを食べていた事が発覚。
ナンシー夫人の作るチョコレート・ファッジ・ブラウニーも大好物だという事なので、糖尿病だったのではと思います。
ジョージ・H・W・ブッシュ大統領(パパブッシュ)
©ja.wikipedia.org
プレッツエルを喉に詰まらせて窒息死しそうになったボンクラ息子の第41代米大統領父親の好物は、ポップコーン。
ちなみに嫌いなものはブロッコリー。その嫌いっぷりは、堂にいっていて『ポーランドがソ連と戦った様に私もブロッコリーと戦う』と余計な一言を言った為にブロッコリー農家からトラックで大量のブロッコリーを送りつけられた。
ジョージ・W・ブッシュ
©ja.wikipedia.org
死ぬほど出来が悪いと、方々から叩かれる第43代米大統領。
好物はウエボス・ランチェロ。
米国で人気のメキシコ料理で、トルティーヤの上に目玉焼きを乗せ、サルサやアボカド、サワークリームやタコスをのせたもの。
テックスメックス(メキシコ料理を源流とするホットな米南部料理)とテンダーロインステーキも好みで、パパ似で野菜嫌い。
ビル・クリントン
©elle.co.jp
第42代大統領米大統領は、マクドのバーガー好きとして知られています。
それ以外ではステーキとオニオンリングが大好物。
ヘルシー志向のホワイトハウス雇われシェフのウォルター・シャイブ専属シェフは頭を抱える羽目になったとか。
彼はクリントン元大統領だけでなく、ブッシュにも引き続き頭を抱える羽目になります。
ちなみに、ここに挙げた大統領、殆どの方はお酒を嗜まれますが、お酒が飲めないのはトランプだけ。
フランスのサルコジ元大統領はワインすら飲めない男性と蔑まれ、最も国民から愛されなかった指導者として任期を終えました。
歴史上、他に有名な下戸だった指導者といえば、誰でしょうか、ヒットラーになります。
Here are the weirdest presidential eating habits