20年前の体外受精で授かった娘は別人の子!ドナー精子をすり替えたのは担当ドクター?!


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米国の不妊治療の現場で、親と子が遺伝子が一致しない事故が今年に入って相次いで発覚している。


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被害に遭っているのは、体外受精を選んだカップルが多く、お腹を痛めて産んだ子が、出産後、別のカップルの子だと気づいて訴訟を起こしたケースもある。

海外の不妊治療の現場で起こっている管理の怠慢さの問題とは、どこにあるのだろうか。

娘のお祝いの遺伝子調査キットが訴訟のきっかけになった


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米オハイオ州デラウェアに住む、ジョセフ・カーテルワンさんと、妻ジェニファーさんは、’90年代、子供に恵まれず、同州シンディナティにある米国生殖医学界(The American Society for Reproductive Medicine)の支部に相談に行った。

ASRMのオハイオ支部は、カーテルワンさん夫妻に、体外受精(IVF)を勧め、同州にある不妊治療クリニック、The Christ Hospitalで、ジェニファーさんの卵子を冷凍保存。担当医師のSherif Awadalla氏は、同クリニックで胚をジェニファーさんの子宮に戻し、’94年の11月に生まれてきたのが、娘のレベッカさんだった。

レベッカさんが大学を卒業し、社会人になるにあたり、ジョセフさんは、遺伝子検査キットを、Ancestry.comから、取り寄せた。検査の結果、レベッカさんからジョセフさんのイタリア系の遺伝子が見つからなかったのだ。


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ジョセフさんは、検査キットに欠陥があるのではないかと、何回もキットを取り寄せたが結果は同じだった。母親のジェニファーさんとは一致するのに、ジョセフさんとは一致しない。体外受精時に、クリニック側のミスで、第三者の凍結精子を使った事になる。

『クリスマスに、このキットを取り寄せたのは、家族の絆を確かめる為だったんだ。子供に恵まれなかった私たちに娘を授けてくれたクリニックに、ずっと感謝していたが、今は怒りしかない。ずっと私たちを騙していたのだから。』ジョセフさんは怒り心頭だ。


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ASRMの代理人、ショーン・ティンプトンによると、クリニックが個々のリスク管理を怠っていた事は知らなかったとしている上、各クリニックは産婦人科が開業しておりFDA(米国医療医薬局)の基準をクリアしているとコメントしている。

しかしカーテルワンさんの顧問弁護士を務め、他にも不妊医療不正や医療事故訴訟を手掛けるペリファー・ウルフ氏は『クリニック開業時のライセンスだけ所得して、後の運営がいい加減になっている。』と指摘している。

第一子を授かるまでに平均400万


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米国で不妊治療について話題はオープンだが、唯一してはいけない話題は『不妊治療にかかった金額』だ。

特に体外受精(IVF)は高額で、1回の試みで1万5000―2万ドルかかるが、成功までに数回必要な場合が殆どだ。こうした背景もあり、不妊治療クリニック市場は2017年の36億米ドルからCAGR4.6%で拡大し、 2022年末までに45億米ドルに膨らむと推測されている。


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第一子を授かるまでに、かかる金額の平均は400万。高級車一台が買える金額だが、そこまでしてクリニックに通ったにも関わらず、クリニック側の手違いや事故で、あってはならない、取り違えが起こっている。

ジョセフさんの記事を特筆すべきなのは、この問題が、不妊治療が今ほどオープンになっていなかった’90年代に、既に現場で問題が起こっていた事である。

担当弁護士のウルフさんの調査によると、ジョセフさんの娘、レベッカさんの生物学上の父親は、5人に絞れていて、一番近いとされているのが、ジョセフさん夫妻の不妊治療の当時の担当医だというのだ。これはモラルに反した事ではないだろうか。

だが信じられない事に、不妊治療担当医自ら、凍結卵子に、自分の精子を人工授精させ『生物学上の父親』に、すり替わっていたという犯罪行為が行われているのである。

一部の不妊治療医による犯罪行為も


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’19年2月には、オランダの不妊医療医が、ドナーの精子と自分の精子をすり替え、最大200人の生物学上の子を誕生させた嫌疑が浮上した。問題の医師が、’17年に89歳で亡くなっていた事も、被害者の怒りをかう原因となった。

裁判所は原告22人の告訴を認め、DNA鑑定を行い、不妊医療医ヤン・カールバートの長年の犯罪行為を明らかにした。

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オランダで放映されたドキュメンタリーによると、DNA鑑定の結果、少なくとも47人がカールバート医師の生物学的父親であることが判明している。

ジョセフ・カーテルワンさん、ジェニファーさん夫妻の件は、’90年代に起こった医療ミスと言えるが、’19年7月、もっと酷い不妊治療事故が起こった事も明らかになっている。

ホテルのロビーで自分の子供に逢いたいと思う?

不妊治療を福利厚生に組み込む大企業が増える米国だが、その背後で、不妊治療の現場では事故が相次いでいる。’19年7月、オハイオ州クリーブランド大病院で4000もの胚がストレージタンクから紛失した。大金は産まれてくる子供の命に代えられないと思う親からしてみれば、医師を信じられなくなって当たり前だ。

’19年7月、LAの不妊医療クリニック『CHAファーリティセンター』で、LA郊外グレンテールに住む、アニー・マヌーカンさんとアショットさん夫妻を含む3組のカップルの胚が取り違えられる事件が起きた。


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CHAファーリティセンターは、開業1904年の歴史あるクリニック。マヌーカン夫妻の他に、同じ日に胚を預かった2組のカップルの取り違えが起こった事が事件の発端となった。
マヌーカンさんは、体外受精の結果が失敗に終わったと思っていたが、同じ日にクリニックを受診し胚を預けた’19年3月末、NYクイーンズ在住の韓国系アメリカ人の女性が、双子を出産し、写真を載せた事から、マヌーカンさんは、まさかと思い、DNA鑑定を申し出たという。

その結果、クイーンズ在住のカップルの子供は、同じ時期に不妊治療を二回受けており双子が生まれ、そのうちの1人・アレックが、マヌーカンさんの子供と発覚したのだ。

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マヌーカンさんの失望は計り知れなかった。韓国系アメリカ人の女性である産みの母も『産んだ以上は渡さない』と躍起になり、ありとあらゆる手で争ってきた。
だが最終的に、弁護士に真ん中に入ってもらい、マヌーカンさんは、息子のアレック君の親権を獲得。マヌーカンさんも生後6カ月となったわが子を、取り戻す事が出来た。

『クリニックは、私たち見ず知らずの3組のカップルに生き地獄を味わわせたのよ。私たちの人生は元通りにはならない。誰がホテルのロビーでわが子に逢いたいと思う?子供が欲しいカップルからお金を巻き上げるビジネスだなんて話にならないわ。』マヌーカンさんは、涙ながらに会見で訴えていた。

不妊治療クリニックは、カーテルワンさんの時代には考えられないぐらい、爆発的に増えている。’90年代は、もっと慎重に行われていたはずだった。それが『ドナー精子の差し替え』が既に20年以上前から行われていたとなれば、医師のモラルを問われるのではないだろうか。


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