サンドラ・ケイン(45)と、ロバート・ケイン(36)の間に生まれた待望の赤ちゃん、メイソンが急性肺炎で亡くなったのは生まれて一か月。
医師の誤診さえなければ、メイソンは死ななくて済んだのに…父・ロバートは、最愛の息子の死に耐え切れず、36歳の誕生日に自殺した。
©Facebook/Sandre Kane
6月の始めに、メイソンは帝王切開で未熟児として生まれてきた。
サンドラは、生まれてきた時から小さく、他の子供に比べて弱弱しいメイソンの日々の変化と成長を人一倍きにかけていた。
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そんなメイソンに変化が現れたのが、6月末。
目やにでまつ毛が抜ける程になり、喘息の様なヒューヒューとした息をしているメイソンを、サンドラは、Duke Street医院に連れて行った。
しかし担当医のDr.Dasは、メイソンが新生児だった為、カルテ未登録だという理由で、診療予約をせず急患で来たメイソンに対し、目を洗うだけで対処。
手書きで症状を書き、後で電子カルテを作成し登録するのも忘れていた。
それがメイソンの命取りとなった。
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『メイソンが、亡くなった日は今でも覚えている。いつもと違う唸り声をあげていたと思ったから、振り向いたら唇が真っ青だった。
私は、あの子を抱えて階段から駆け下りてロブを呼んで、近所中に助けを求めたのよ。あの子が死んじゃうって。』
メイソンは、その日、王立マンチェスター小児病院に搬送されたが、時すでに遅し、メイソンは急性肺炎による多機能不全で、まもなく亡くなった。
Duke Street医院で診断5日後にメイソンが亡くなった事から、検死を行った病理学者はメイソンに呼吸器系に疾患があったのではと指摘している。
だとすれば、Dr.Dasが最初に診断を誤っただけでなく、電子カルテを登録しなかった事は犯罪に近い。
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『最初の病院で息子をきちんと診て貰えれば、息子は死ななくて済んだのに。それどころか私は夫まで失ってしまった。今でも怒りは収まらないわ。』
Duke Street医院は、今回の一件について、コメントを控えているが、責任の一端は負うべきだろう。