【カナダ・プラ規制】バンクーバーの食料品店がやった、レジ袋プリントがナイス


[PR] 恋活もできる話題の「CTime」とは何?使うとプレゼントが届く可能性も!

’19年6月10日、カナダのトルドー首相は、使い捨てプラスチックの使用を早ければ、’21年までに禁止する方針をあきらかにした。

EU他、127カ国が、同様の法律を既に整備しており、ケニアではポリ袋の所持で450万円の罰金、ルワンダでは入国時にポリ袋を所持していると没収されてしまう。

既にカナダの自治体が、プラスチック製品の廃棄処分に対し、規制をかけているのを受け、カナダ国内のプラスチック製品製造業者、これらの製品を使用する流通業界、サービス業は、対応を迫られている。

特に困っているのが、末端組織である小売店だ。コンビニ、地元密着型のスーパーは、客に『国が禁止してるからプラバックはありません』と一蹴する事も出来ない。

そこで、バンクーバーのとあるスーパーが、顧客にエコバックを使って貰おうと、プラバックを使ったブラックジョーク戦略を思い付いた。これなら顧客もエコバックを使ってくれるだろうという店長の目論見なのだが、店のFBに書き込まれた意見を見ると賛否両論が沸き起こっていたのが発覚した。


©facebook.com/eastwestmarket/boredpanda.com

バンクーバーに拠点をおく食料品店『East West Market』のオーナー、デヴィット・リー・ウェンさんは考えた。

政府が脱プラスチック政策に乗り出し、3年以内に、顧客全員にエコバックに切り替えて貰うにはどうすればいいかという事だった。

店で薄紫のエコバックを売っても、環境意識のある客しか持ってこない。悪い人ではないのだが、おっちょこちょいな客や、最初から環境に興味がない客も居る。そういう人たちに、どうすればエコバックを使ってもらえるか、デヴィットは悩んでいた。

そうだ、レジ袋に『持ち歩くのも恥ずかしいプリント』をすればいいんじゃないだろうか。デヴィットは地元のドラッグストア、アダルトグッズの店とコラボして、お客に配るレジ袋を三種類印刷した。オレンジ、茶色、水色だ。


©facebook.com/eastwestmarket/boredpanda.com

水色は、薬局とコラボしたのだが『イボ用軟膏』のCM。日本なら『別にいいじゃんイボコロリだろうが、痔の薬が印刷されてるレジ袋に食料品詰めても』という無関心度だろうが、向こうの人はそうでもないらしい。向こうのヴィンテージレジ袋はオシャレを競い合い、印刷も華やかだった。それを思うと、これが印刷されているのはある種嫌味だろう。

『店で食材を買って食卓やキッチンに、このレジ袋を置くとする。すると子供たちが、冷やかすと思うんだ。それがエコバックを使うきっかけになればいいと思ったんだよ。』デヴィットはそう語るが、1つ間違うと客離れを招きかねない、ブラックジョークだ。このウ〇コ色の文字の便秘薬の薬のCM。


©facebook.com/eastwestmarket/boredpanda.com

デヴィットのイチオシだというレジ袋がこれ。アダルトビデオとコラボしたオレンジのバック。デヴィットの自信作はオレンジのバックだ。何故なら、レジ袋を要求するのは大抵男性客が多く、オレンジの袋を一番多く印刷していた。

日本であれば『オレは、オヤジだ!』と開き直り、この手のバックを収集し、居直り、ジョークグッズにする人も居るだろうが、キャンペーンが行われていたのは、カナダ。意識の違いを突き付けられる。


©facebook.com/eastwestmarket/boredpanda.com

現在カナダでは、年間約300万トンのプラスティックゴミが廃棄され、国内でリサイクルされるのは、一割未満だ。

トルドー首相は、子供と海水浴に行っても、ストローや発泡スチロール、ペットボトルが散らばってる惨状に嘆き、世界的な問題として危機感を促している。

政府の調査では、カナダ国内では、年に150億のレジ袋がスーパー、コンビニ、食料品や、ドラッグストアで配布されているというが、日本はカナダの事を笑えない。

日本の年間配布量はカナダの倍、300億なのだ。地球温暖化白書の調査によると、国民1人、年に300枚使っている。

今回ジョークバックを作ったこの会社、社がコラボ企画を立ち上げるにあたり、レジ袋を発注している会社に年間生産委託枚数を聞いた所、1年でレジ袋を、5兆枚作っていた事が発覚。店長のデヴィットさんは、目が回りそうになった。


©facebook.com/eastwestmarket/boredpanda.com

『自分のスーパーで、5兆枚とは思わなかった。リサイクルするのに単純計算して1000年もかかってしまう。何かしなきゃと考えたんだ。』

今回の『East West Market』の取り組みで、幸いにも顧客が、リサイクルバックを手にする機会が増えたが、全く気が付かなかった客が居たことも確かだ。今回の企画に関して同社のFBでも賛否両論の意見が上がっているが、どれも自己責任を問わない勝手な意見なものばかりだ。

『I careless about the environment than I do convenience(環境問題よりも利便性が大事)』ってプリントして配った方がよくね』という皮肉めいたコメントを書き込んだ人も居たが、これでは、配ってるスーパーのポリシーが本当に環境に全く配慮してないと思われ、深刻な客離れを招いてしまう。

その一方で『このジョークグッズバックだって、埋め立てゴミになるんだよね。』という諦めモードの書き込みや『バック全部集めたい』という店長の意向が伝わってないものまで。


©facebook.com/eastwestmarket/boredpanda.com

末端組織であるスーパーが呼び掛けてアクションを起こしても、問題意識のない客が来店する限り問題は解決しない。やはりこうした客にはケニアのような罰金刑が必要なのだろう。

Vancouver Grocery Store Is Giving Out Embarrassing Plastic Bags To Remind Customers To Bring A Reusable

こんな記事も読まれています


Tree of bean