仕事も出来て、部下や取引先からも、そこそこ慕われる男性が、アラフォーでも独身で売れ残っているのであれば、少々を通り越して、かなり問題がある。
貴方が、20代後半の結婚適齢期の美人で仕事も出来る女性なら『絶対ひっかかってはいけない男性』のワースト1にあげるのが『アラフォーで売れ残っている職場の男性』だろう。
20代後半の女性の目からみれば、40前~40代前半の男性で、少々頼りない、おっちょこちょいの男性は『かわいらしい、守ってあげなきゃ』と思うだろうが、実はそれは違うのだ。
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中国の北京で『当たって砕けろ』と言わんがばかりに、手あたり次第に女性に猛アタックする男性が居る。
その回数たるや8年間で、8万回。1年間で1万回。1日平均27人に猛アタックして玉砕している『運命の人症候群』なのだ。
こうなったら運命の人は、極論『おばあちゃん』でも良いのだろうか?どうやらそうでもないらしいので、この男性、あちこちから猛烈な批難を浴びている。にも関わらず、本人は批難される所以が何かという事はさっぱり判らないという。
中国北京で、女性相手に猛アタックをしているのは、牛祥峰(Niu Siangfeug)さん、31歳。
彼が話題になったのは、’13年の事。『花嫁募集!』の看板を掲げ、北京の街を練り歩き、片っ端から女性に声をかけている姿が微信(ウェイボー)などでつぶやかれ、瞬く間に広まったのだ。そりゃぁ待ち行く人からしてみれば、この看板、何かのドッキリだと思うだろう。
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牛さんが、この様な行いに出たのは、至極真面目な経緯だ。
彼は、8年前に父親をガンで亡くしており、老いた母親を安心させるために結婚相手を探しているというのだ。
普通の考えならば、父親をガンで亡くしているならば、息子は必死に働き、身なりや生活態度を整え、世間様に恥ずかしくない行いをすべきである。そうすれば彼ぐらいの年であれば、忘れた頃に御嫁さんが来るはずだ。
彼の場合は『先に結婚しなければ、自分は頑張れない』と考えを誤った為に、周囲はドン引き。
SNSや婚活サイトに登録し、女友達を作りまくり、ヒマがあればイベントに誘い、いきなり『結婚を前提にお付き合いしませんか』と誘い出すのである。
無論、こんなやる気満々の男性、誰もが本気で相手にはしないのだが、本人は全くきにしておらず、自分になびかない中国人女性を、この様にけなしていたのだ。
牛さんは、自分は背が低く、見た目もイケメンではなく、女性相手に、気の利いた事もいえなければ、ファッションも、Tシャツにサーフパンツ、ビーサンと、超絶イケていない。それのどこが悪いんだと開き直っていた。
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世の中の女性は、背が高くて足が長く、イケメンで、よく気が付く男性ばかり追いかける、そんなの不公平じゃないか、オレの方を振り向いたと思った女性がいたと思ったら、利害のある女性ばかりだなんて、ムカつくと、のたまったのだ。
この文面を見てゲラゲラ笑っている男性は、幸せだろう。多分、身長もそこそこあり、同僚の女性を食事をする時は、コジャれたレストランを予約している人だと思う。
アラフォーで、Tシャツ、ビーサン、サーフパンツといういで立ちで、カワイイ女の子の目の前で、混んでるスタバに行こうと気の利かない一言を言う男ではないだろう。そんな事をやってる男は、牛さんを笑えない、同類だからだ。
さらに牛さんは、自分を取材に来た中国のメディア相手に、こんな不満をぶちまけた。
中国に限らず、女性は都会の一戸建てを買ってくれる男性がステキだと思っている。オレみたいに明かりもささない水商売で、片親で、向上心のない男は、結婚相手どころか、男性としても見てくれない、と自虐気味にグチグチこぼすのだ。
自分に魅力がないのを自虐ネタにするのは構わないが、そこまで女性の気持ちを逆なでするような事を言った挙句に『中国の女は理想が高すぎる上、自分勝手だ』とヤジり、最後に『お嫁さんに来てくれる人、募集中』では、何かの間違いではないか、と誰もが思うだろう。
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中国の女性は勝手だといいながら、この男性、SNSを通して6万人にアプローチしたという。だが6万人のほとんどからは、返事がなかった。当たり前である。
こんな文面送られてきた日には、女性は何かの迷惑メールだと思い最初から見ないか、開封して貰えたとしても、即効でゴミ箱行きだ。返事を貰おうというのが厚かましい。
牛さんは、この他にも、道端で声をかけたり、合コンに参加し声をかけた人もいるという。これらを合わせると合計8万人になるという。
8万人に声をかけて、自らの過ちに気が付かないのだから、笑うしかない。
牛さんの思い上がりは、これだけで済まないのだ。
マスコミで取り上げられて以来、牛さんのSNSには、沢山の女性からメッセージが寄せられる様になった。その中には、実際に牛さんに逢いたいという好意的なものも含まれていた。
にも関わらず、牛さんはこれらの女性へのメッセージの返答をしなかったり、縁をつなごうと思わなかったという。もったいないと思うのだが、何故なのか。
彼曰く『メディアに取り上げられてから僕を知った人は、僕の事をきちんと理解していないのではないかと思った』からだという。
確かにそれは一理ある。男性は自分が追いかけないと興味を持たないというが、彼の場合、そんな事をしのごの言える立場かといえば、NOだ。
牛さんは、理想の妻をみつけ家族を作り、母親を安心させることが一番の目的というが、こんな大騒ぎになって、息子のワガママが露見してしまったのであれば、牛さんの母親は、かえって嘆かわしいのではないかと思う。
ちなみにこの一件、中国国内での評判は当然の事ながら悪い。牛さんの見た目や収入、態度から、向上心もなく、親孝行でもなさそうである事や、本人のただのワガママで、こんな事になったのではという手厳しい意見が飛び交っている。
牛さんは、婚活を8年続けて玉砕しているが、8年も続けて誰も見つからなかったという事に、疑問を感じるのだ。
Still Looking for a Life Partner? Chinese Man Faces Rejection 80,000 Times & Doesn’t Give Up