眼球のない兄猫と、瞼のない弟猫、奇跡の再会


ヴァージニアで保護されたトラ猫ボブは、先天性の目の病・小眼症で目が見えず、眼球を取り除く手術を行わなければいけなかった。

©Jen @pokeypotpie/lovemeow.com

手術が終わった後、ボブは、ヴァージニアの、Lost Dog & Cat Rescue Foundationに預けられたが、誰も引き取り手は見つからなかった。

ボブの弟で、三毛猫のブープは違うケージに保護されていたが、すぐに里親が見つかり引き取られていった。ボブの手術費用を工面したジェンは、兄弟なのにボブだけが取り残されて…とずっと心残りだった。

©Jen @pokeypotpie/lovemeow.com

ある日、意を決してジェンは、ボブをシェルターに引き取りに行くと、同じケージにブープの姿が。里親がブープの障害に気付き手放してしまったというのだ。

『スタッフの人に、2匹一緒でないと…と言われたんだけど、もちろんよ、と二つ返事で、ボブとブープを引き取ったの』とジェンは、兄弟猫の再会を喜んだ。だが、それからも苦難の日々が続いた。ブープには生まれつき瞼がなかったのだ。

引き取られた当時のボブとブープの写真がこちらだが、ボブは手術を終えた後なのは判る、だが、ブープの目に光が全くない。
ブープは生まれつき僅かしか見えず、瞼が殆ど形成されていない病だったのだ。

ジェンはそれでもブープを引き取りブープの目に光が宿る様に、獣医に手術して貰った。

©Jen @pokeypotpie/lovemeow.com

ボブは見えないが、耳がよく、他の感覚が研ぎ澄まされる上に、おちゃめで、人見知りしないのだという。その為か、見えないはずなのに何故かカメラ目線で貫録をたたえていたりする。

二匹は、ジェンの家にいる、ブチ猫・ポーキーとも仲良くなり、おおらかに暮らしている。

©Jen @pokeypotpie/lovemeow.com

ボブは見えない分、ブープの耳となり、ブープは僅かながら見える視力で、ボブの目になろうとしているのが判ると飼い主のジェンさんは言う。

『確かに二匹の手術費用も、その後の治療費も莫大な金額かもしれないわ。でも命には代えられないでしょう?』
ボブとブープの居たシェルター、Lost Dog & Cat Rescue Foundationは、二匹の治療の為に基金を設立しているそうだ。

©Jen @pokeypotpie/lovemeow.com
仲睦まじいボブとブープは、もう二度と離れる事はないだろう。

そして、こちらは、ノースカロライナの南西部・メクレンバーグ郡マシューズの倉庫で保護された仔猫のインキー。

©Hannah Erbe/lovemeow.com

マシューズのスタジオで定期的にアートクラスを開いているハナさんは、フライドチキンを時々食べにくる痩せ細った黒猫が気になっていた。

その黒猫はフライドチキンを貰うと、ハナさんの前で食べず、暗がりまで持って行って食べていたのが気になった。

ある日、その黒猫・インキーがスタジオの材木倉庫に埋もれていたのを見つけた彼女は獣医に診て貰う事に。

©Hannah Erbe/lovemeow.com

インキーは、産まれてまだ3週間だったが、獣医曰く、いままで生きていたのが奇跡だった程、弱っていたという。骨と皮だけになり痩せ細っていたインキーもまた、生まれつき瞼がなく、瞼に抜けた毛やゴミが入り、感染症を起こしていたのだった。

はじめて目を洗ってもらったインキーは、余程すっきりしたのか、それとも僅かに見える様になったのか、顔をこすり始めたという。

インキーは獣医の薦めで、瞼を人工的に作るクライロセラピー(Cryotherapy)を受ける事になった。これは、目の周りの毛を永久脱毛し、その部分に人工的に瞼を作るというものである。長時間の手術に耐えたインキーは、やっと眠る事が出来た。

手術の痕、インキーはハナさんの家に引き取られる事になったが、彼女の家にはシベリアンハスキーのジャスパーが居た。

『ジャスパーは、いつも私の傍らにいるのだけど、インキーが初めて家に来た時は、昔みたいにバスルームの入り口にいたの。初対面の時に、お互いの臭いを嗅いで、すぐに慣れたみたいね。』と飼い主のハナさんは語る。

ジャスパーが、手術後のインキーにずっと寄り添っていたからか、インキーはジャスパーを信頼しているのが判るらしい。

©Hannah Erbe/lovemeow.com

『インキーの目は、手術から1年経っているけれど完全に見えているわけじゃないの。それでも一番つらくて苦しかった時に寄り添ってくれたジャスパーの事はとても信頼しているのが判るわ。』とハナさんは語る。

©Hannah Erbe/lovemeow.com

ハナさんがインキーをみつけてから既に20か月がたつが、この通り、毛並みもそろい、艶のある黒猫にインキーは育った。
もう心配する事はないだろう。

Woman Saves Blind Cat From Shelter and Comes Back to Find His Brother.

Kitten Who Can’t Close His Eyes, Finds Comfort and Healing Power in a Dog.

こんな記事も読まれています


Tree of bean