ワシントンDC会社社長一家殺人放火事件・家政婦は見た!1か月前の犯行予告


ワシントンDCに、時価5億の住まいを構える会社社長一家が2年前の5月、何者かに殺され放火された。
唯一生き残った、お手伝いさんが、犯人の死刑判決を1年半後に控え語った、衝撃の真実が明らかとなった。

©NBC Washington

ワシントンDC社長一家放火殺害事件から2年。唯一生き残ったのは、この家に雇われて20年になるお手伝いさんの、ネリー・ギタレスさん。

一時期は警察の捜査で共犯者扱いされた彼女だが、捜査が進むにつれ彼女の疑いが晴れ、ネリーさんは真相を話す時が来たと判断した。

ネリーさんが雇われていたのは、建材会社アメリカン・アイアン・ワークスの社長兼CEOのサバス・サボプロス氏の邸宅。

妻エイミーさん、息子のフィリップ君(当時10歳)そして、ネリーさんの他に、別のお手伝いさん、ベラリシア・フィゲロアさん(当時57)が働いていた。

家のお手伝いさんは、ネリーさんとベラリシアさんで、エイミーさんから事前にメールもしくは電話を貰い、希望の働く曜日を伝え、2週間分のタイムシフトを組むという事になっていたという。

©Haodout/Facebook

この辺りは大使館や外交官の邸宅も多く、前副大統領バイデン氏の公邸があるのも、現場付近だ。凶悪事件と無縁と言われた地域で起こった一家惨殺事件及び放火事件なだけに、住民のショックは大きく、事件の真相を知りたいという気持ちは大きいだろう。

ネリーさんと同僚のベラリシアさんは、事件の起こる一か月前から、この家の様子は明らかにおかしかったと察していたというのだ。ネリーさんが生き残る事が出来たのは偶然。もしかしたらベラリシアさんの方が生き残れたかもしれないという。

『要するに、私たちの雇い主であるサボプロス夫妻は事件の起こる一か月前から、何者かに命を狙われているのを知っていたのよ。』
もしこれが本当だとすれば、衝撃の事実である。

夫妻が、お手伝いさんだけでも助けようとしていた事実が明らかになったのは、ネリーさんがベラリシアさんに、一か月前にこう言ってた事だった。

『飼っている犬を連れて貴方だけでも逃げなさい、ここにいたら危ないわ』
ベラリシアさんは意味も判らず、おどおどしていたという。それに対しエイミーさんは『どうして判らないの!うんざりだわ!』と暴言を吐いていたという。

それだけではない。ネリーさんの所に、エイミーさんから『ヴェラ(ヴェラシリアさん)のメルアドを教えてくれない?』とメールが入ってきたのだ。業務連絡の為にエイミーは知ってるはずなのに何故?ネリーさんは不思議に思った。

事件の起こる2週間前から2人の身の回りが本格的におかしくなりはじめた。スケジュール変更が頻繁に入るようになったのだ。

事件の起こる一週間前になると、エイミーさんから知らされる、お手伝いさんのスケジュールが支離滅裂なものになった。これではどの曜日に誰がどこに行けばいいのか判らない状態になっていた。

ヴェラリシアさんは、事件が起こる2週間程前から、家の周りをウロついている不審な男を見かけていたが、気にしていなかったという。もしも彼女が警察に通報していればこの事件は起こらなかっただろう。その一方でネリーは、そこまで気が回る暇もなく働いていた。

©Facebook

事件が起きる前日、ネリーは雇い主のサバスさんから、仏シャンティに購入したマーシャルアーツのスタジオを近日中にオープンさせるから綺麗にしておいてくれないかと依頼され、フランスに飛んだ。これが彼女の命を救った事になった。

『本当に今思い出しても痛々しい事よ。20年も家族同然のお付き合いをしてきた所で、私だけが生き残ったのよ…。』

ネリーさんは目頭を押さえた。今でも事件の事は昨日の様によみがえるのだそうだ。
サバスさんはネリーさんに付いて事件の起こる前日の2015年7月13日にフランスに行った。だがエイミーさんい呼び出されその日の夕方急遽帰国。エイミーさんはスタジオの清掃を終え、事件後帰国すると、惨劇が待っていたという事だった。

平和だった社長一家を地獄に追いやった人間とは何者なのか。
犯人は、ダロン・ディロン・ウィント(35)。

©Reuter

事件前日の13日夜サボプロス氏宅に宅配ピザチェーン『ドミノ・ピザ』ピザを宅配しており、ピザ生地のかけらから出たDNAからダロンを特定する事が出来た。

ダロンはサボプロス氏の個人秘書が現金4万ドル(約480万円)を持ってくる日を狙い襲撃。一家全員を拘束し、個人秘書が持ってきた金を奪い、ピザを食べ、社長であるサバスさんたちを野球バットで撲殺し、証拠隠滅の為、家に火を放ったと見られている。


警察はダロンを第1級殺人で指名手配し翌日拘束。来年の9月は最高裁の判決で死刑が確定する。

ワシントンD.C.首都警察のキャシー・ラニアー署長はダロンがサバス氏が経営していた会社の元従業員だった事から怨恨の線も考えているという。

が、ネリーさんは、事件から2年たった今でも、自分だけが生き残っているのが不思議なのだという。何故なら自分には何人であるダロンから謎の手紙が届いたというのだ。
『お前はリストからはずれた』という内容のものだった。

©AP
おそらく彼女が業務の為フランスに行く事になった事や、彼女だけがダロンの顔を見てない事から、彼女は殺す理由がなかったからだろう。
だが、ネリーさんの心の傷も謎も癒えないのは確かである。

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