結婚式のわずか7日後に、まさかのな感染症で生まれたばかりの愛娘が亡くなると誰が思うだろうか。
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米アイオワのデモインに住む、シェーンとニコール夫妻(33)は、結婚して7日後、生まれて18日の娘マリアナちゃんをヘルペス髄膜炎で亡くした。
『生まれた時は、健康そのものな娘だったのよ。何があったのか、どうして娘がこんな目に遭ったのかすら信じられないわ。』ニコールさんは哀しみにくれるばかりだ。
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シェーンさんとニコールさんは、出来ちゃった婚だった。
ニコールさんは、旦那さんのシェーンさんと結婚する前に、娘と2人の息子を連れてシェーンと交際。まさかの出来ちゃった婚となり、慌てて式場を予約したが、披露宴を待たずにマリアナちゃんが生まれた。
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マリアナちゃんが産まれた一週間後、結婚式が行われ、2人が誓いの儀式を交わした後、マリアナちゃんの容態は急変。
マリアナちゃんはデモインのブランク小児病院の救急外来に搬送され、集中治療室で治療を受ける事になった。
『皆から祝福されて生まれたばかりだというのに…全身管につながれて…悪夢を見ているようだった…信じたくなかったわ…。』ニコールさんは語る。
医師の検査の結果、マリアナちゃんはヘルペス髄膜炎と判り、シェーンさんとニコールさんはヘルペスの検査を受けたものの、2人とも陰性。感染経路が判らず2人は不安と悪夢の底に落とされた。
赤ちゃんの感染経路は母親からと言われているが、両親が陰性だとすれば、院内感染か、他の人間しか考えられない。
彼女の親しい友人であるミッシェル・オトールさんの証言によると、ニコールさんやシェーンさんは、マリアナちゃんが産まれたばかりの時に、友人や親族を呼ぶべきではなかったし、結婚式も延ばしたほうがよかったのでは、というい一抹の不安はあったのだそうだ。
『ニコールは、バツイチで、シェーンと結婚する前に、娘と2人の息子を連れて離婚してるのよ。傍目にどうして、
と思う所がいい加減で、親友の私でさえ、そこはきちんとすれば、と思う事は今までもあった。』
今回、ミッシェルさんが思ったのが、マリアナちゃんが産まれた時の事だった。
同じように娘がいるミッシェルさんは、子供が生まれたばかりの時は、病院で親族が面会に来ても、何かあったらいけないからと細心の注意は払っていたという。
『子供が生まれたばかりの時は、免疫力がないから、すぐに家には連れて帰らないと思うのよ。私の娘の場合もそうだった。なのに彼女はすぐに家に連れて帰って、親戚や友達に見せたのね。世の中、家で産む人もいるでしょうって。あの時は親族だけでなくお友達の人も来ていたし、娘さんや息子さんも来ていたから。』
生後一か月までの赤ちゃんは、外出させないというのが常識。
夫妻は、生まれて一週間のマリアナちゃんを医師の付き添いもなく、結婚式に臨席させていたというのだから、
赤ちゃんを育てている母親からしてみれば、あけっぴろげの非常識にも程があるかもしれない。
もしかすると、彼女は今まで娘と息子が、それでも何事もなかったが故に油断していたという事も考えられる。
ミッシェルさんが心配していたのは、結婚式までに彼女の家を訪ねてきた人の中に、ヘルペスウィルスの罹患者が居なかったかという事だ。
『赤ちゃんは免疫力がないから、口腔ヘルペスでもだめ。キスをしただけでうつってしまう。大人が塗り薬を一週間塗って治る様な感染症でも、赤ちゃんにとっては命取りなのよ。ニコールは気が付いていたのかどうか…。』
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マリアナちゃんは、小児病院では手に負えなくなり総合病院にうつされ、生後10日もたたないうちに体の半分以上の血を入れ替える輸血を行い、腎臓や肝臓が次々と機能しなくなり、体が浮腫み始めた。
ニコールさんは、マリアナちゃんた突然襲ってきた死の病と闘い続ける姿を、小さい手を握りしめて見守るしかなかった。
『かろうじて脳と心臓が動いているだけで、後はチューブで人口臓器につながれて生きている小さいわが子を見るなんて…その命のともしびも消えた時、どうしていいのか・・・。』
ニコールは、今までにない悪夢を目の前につきつけられ胸が張り裂けそうになっていた。
せめて病と闘いづけるわが子の写真をとどめておこうとFBにシェアする事しか出来なかった。
マリアナちゃんは、火曜日の朝8時40分心臓が止まり、この世を去った。
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この悪夢と哀しみの事件以降、ニコールとシェーン夫妻は基金をたちあげ、新生児を出産した後、家で育てる際の注意を呼び掛けている。
自分たちの犯した過ちにふれると同時に、大人が当たり前と思っている事でも赤ちゃんは当たり前ではない事を知って貰うためだ。
新生児に触れる時は、必ず手を洗って、お母さんの承諾を得てから抱っこさせて貰うようにする事。
赤ちゃんにキスする画像は、この世の中にポジティブなイメージとして溢れているが、本当は生まれたばかりの赤ちゃんを殺しかねないリスクを背負っているもの、絶対にしないで欲しいという事。
『何故新生児が病院で一か月居るのか、その意味が判って欲しいのよ』
Newborn baby girl dies just days after contracting a killer virus from someone with HERPES who kissed her