【ありえへん危機一髪】水中脱出失敗のマジシャン、バスに三時間缶詰の認知症のオバアちゃん…九死に一生を得た人たち。


世の中には『ありえへん』的シチュエーションで、あわや命を落としかける人がいる。助かるかどうかは、まさにその人の『運次第』。

今回紹介する例は、いずれも’18年11月に起こった出来事。本人のポンチな失敗から、他人のミスに巻き込まれた例まで、命の危険に晒されつつも、九死に一生を得た3人を紹介しよう。

1:水中脱出失敗で、あわや死ぬところだった?

所はスペイン・マドリード郊外で開かれていたインターナショナル・マジック・フェスティバル。プロ、アマ、有名無名を問わず様々なマジシャンが集まるこのお祭りは、広場でマジシャンがマジックを披露するが、事件を起こしたのは水槽脱出にしくじった男だった。

フェスティバルに参加したペドロ・ボルタ(Pedro Volta)は、稀代の魔術師・ハリー・フーディーニに憧れマジシャンになり、今回は水槽脱出をお披露目しようとしていた。勿論事前のリハーサルでは巧くいっていた。

©CEN/metro.co.uk

水槽を表から施錠した所を観客に見せ、いざ本番。いつまでも水槽から脱出してこないどころか、水槽の中で身動きできなくなり、しまいには死体の様に浮かび上がってきたペドロを目の当たりにした観客は青ざめた。まさかの失敗で死んだんじゃないのかと。


©CEN/metro.co.uk

観客は総出で水槽の中からペドロを引っ張り出し、救急隊を呼び、彼をCollado Villaba病院に緊急搬送する羽目に。幸いペドロは救急救命士の措置により命を取り留めた。

ペドロは後日Metro誌のインタビューに、水槽の中で何があったのか、失敗した原因は何だったのかを答えていた。

失敗した原因はどうやらベルトのバックルに腕が絡んで脱出できなくなった事。本来であれば2分以内に脱出するはずが、水中でもがいた為に酸欠になり、昏睡状態に陥った事が原因だったというのだ。
昏睡状態に陥った事で水を飲まず溺死する事がなかった事が、彼が九死に一生を得た要因かもしれない。

2:バーで顔を殴られた→右目を失った男性

英ストーク・オン・トレントで妻のジェーンさんと共に配管工を営むフィル・ディスキンさん(53)は、ジェーンさんと地元のパブ『Sheyed Arm』に行った時、お手洗いで喧嘩になり、金属製のメリケンサックで顔を殴られ、網膜と眼球を取り出す大手術をする羽目になった。


©BPM Media/metro.co.uk

犯人の男性はパブの裏口から逃走、フィルさんが顔面血まみれで、お手洗いから出てきた為、フィルさんは国立ストーク病院に運ばれ顔面を16針縫う大怪我を負った。片目が義眼になると知らされ、フィルさんはショックを隠せず、今もあの夜がトラウマになっているという。

©BPM Media/metro.co.uk

事件の事を話す事が出来ない夫に代わり、妻のジェーンさんがメディアへの対応と、仕事を一手に引き受けている。

『夫は強い人だから、仕事が出来ると判れば今回の一件は克服出来ると思うの。でもこの通り、顔の腫れも酷いし、目もまだ見えにくいって、早く仕事をしたいって、そればかりよ。』

かなりの重症なのが判るがなぜフィルさんが、喧嘩に巻き込まれなければいけなかったのか。

スタッフォードシャー警察によると、犯人の男性は、その後つかまり、23歳の青年である事が判明。酔った勢いでやった事も判った。犯人からしてみればフィルさんは父親ぐらいの年齢だ。親子ほど年の離れた男性に本気で立ち向かうというのは、よろしくないだろう。


©BPM Media/metro.co.uk

これはジェーンさんがMetro誌に提供した怪我をする前のフィルさんの写真だが、ここまで回復するまでには時間がかかりそうだ。

3:運転手の凡ミスでバスの中に3時間置き去りにされた認知症のおばあちゃん

87歳の認知症の、おばあちゃんが無人のバスの中に3時間も閉じ込められていた。その原因が運転手の凡ミスだと聞くと、どうだろうか。

英国ケント州に住むベリル・ハリスさん(87)は、認知症の為、Age UK(旧・英国エイジコンサーン)のグループホームに毎日出かけている。


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出かける時は、Age UKのマイクロバスが迎えに来てくれるのだが、彼女が家に帰ってくる時間はいつも午後4時前。確認の為に誰かがベリルさんの家に電話をするのだが、この日の担当は孫のジェマ・カニンカムさん(34)が電話をする事になっていた。

子供が2人いるジェマさん(写真右)は、祖母は時間通り帰っているものだと思い、午後7時にベリルさんの家に電話を入れた、だが出ない。念のため母ティナさん(写真左)の家をはじめ、親族の家にも電話をいれた。すると彼女らも同じ答えだった。

©SWNS/metro.co.uk

ジェマさんは、AgeUKの本社に電話したが、向こうは何かの冗談だと思い取り合ってくれない。

が、ここであきらめるジェマさんではなかった。親族の話から、いつもベリルさんが乗っているマイクロバスを割り出し、バスの運転手のスマホに電話をかけるというありえない事を思い付いたのだ。

するとその運転手は突然なったスマホに出た。バスを車庫に収め帰宅しようとしていたその時、バスの後部座席にガタガタと怯えて座っていたのは、ベリルさんだった。全く気付かなかった運転手の方が今度はパニックに陥った。


©SWNS/metro.co.uk

ジェマさんは。AgeUKの車庫までベリルさんを迎えに行ったが、後日Metro誌のインタビューに答えている。
『私にも二人の息子がいるけれど、息子がバスに3時間も閉じ込められていたらと思うとゾっとするわ!運転手は常務終了後全員降りたかどうか確認すべきでしょ?降りたものと思って車庫に戻るなんて、こんな人どうしてクビにしないのよ!』

AgeUKの社長 Alan Doucyは、これに対し『お客様に精神的苦痛を与えただけでなく、従業員の怠慢だった。これはひたすらあやまるしかない。』と述べている。

いかがだろうか。
まさかのな事態で、命拾いする事は誰しもある事だろうと思うが、それは必ずや自分の運だけでない。
これらの事柄に共通するのは、周りの人々の助けがあったからこそ、九死に一生を得る事ができたというのが判るだろう。

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