7月19日に『ミッション:インポッシブル:フォールアウト』のジャパンプレミアの為に来日した、トム・クルーズ。
映画の本公開は、8月3日と迫り、世界中がカウントダウンする中、DailyMail誌がスッパ抜いたのが、主演のトム・クルーズが新たに買った、豪邸だ。
©Jeff Rayner/Coleman-Rayner
トム・クルーズが買ったペントハウス、下の航空写真で一目瞭然なのだが、サイエントロジー本部の目と鼻の先である。別にいいじゃないという本人の苦笑いが伝わってきそうだ。もはや彼は『広告塔同然』である。
©Getty Images
サイエントロジー本部にほど近い、フロリダのクリアウォーターに建てられた10階建てのコンドミニアムに引っ越してきたのは、クルーズ本人と、何かとお騒がせな23歳の、義理の息子コナーだ。さすがにセレブの世界に関心のない義理の娘の方は引っ越してこなかったらしい。
この建物、元の持ち主は教団本部で、教団に寄付された代物だったという。寄付したのは、メキシコの億万長者不動産デベロッパーの、Moises Agami (写真)だ。
©tonyortega.org
だが、’15年にAgami氏は、寄付した建物が教団によって活用されない事に業を煮やし、自分の手で活用すべく、2ベットルーム、2バスルームで、一部屋3000万~4000万のリゾマンとしてサイエントロジー信者向けに売りに出そうとしていた。
そこに現れたのが、サイエントロジーの広告塔となりつつある、トム・クルーズだった。
さすがにここまで面が割れた人間が出てくると思わなかった、Agami氏。
トム・クルーズは、Agami氏の寄付したマンションを、自分用のペントハウスとして購入したいと申し出たので仰天したのだ。
©Jeff Rayner/Coleman-Rayner
当時、クルーズは、あちこちの自分名義の土地を売り払っている最中だった。
最初の妻ニコール・キッドマン、再婚した妻・ケイティ・ホームズと、家族の為に買った不動産は、すべて処分しまくっていた最中だった。
前妻・ニコール・キッドマンと共に購入したコロラド州テルユライドの豪邸は、’14年に59ミリオンドル(約70億8,000万円)で売却。
ハリウッドの別邸は、13ミリオンドル(15億円)で売却、NYに二軒もっていたマンションも、3ミリオンドルと、28ミリオンドルで売り払っていた。
Agami氏が、これだけは手放さないだろうとタカをくくっていた、ケイティ・ホームズの為に買ったビバリーヒルズの豪邸でさえも、’16年に3900万ドル(約43億2000万円)で売り払ったクルーズ。
それからホテル暮らしをしていた事情を聴いたAgami氏は、承諾する事に。
©tonyortega.org
クルーズが今回選んだペントハウスの建物は、’60年代にAmSouth Bank の支店として、4階建ての建物として建てられたのだが、’70年代に増床し、10階建てになったというもの。
リノベーションの途中で移住した事が判るのは、この航空写真。屋上にはプライベートプールが設置される予定のはずだが、今現在は工事中だ。
©Jeff Rayner/Coleman-Rayner
クルーズとコナーは、ペントハウスの最上階と、下にまたがる部屋に住んでいるという。
その為に、プライベートエントランスや、9台停められるパーソナル駐車場を活用しているそうだ。
クルーズと、コナーがここに、引っ越してきたのは、今月のはじめ。
ペントハウスの近隣に住む人によると、クルーズ本人を見かけた人は何人か居て『挨拶もしてくれるし、幸せそうだった。』と語っているという。
©Jeff Rayner/Coleman-Rayner
何かとセレブ同士が監視しあうハリウッドや、NYでは落ち着かないのも無理はないだろう。
クルーズの代理人によると、ティーンエイジャーの頃からハリウッドの第一線で仕事をしてきた彼は、ハリウッドの在り方にへきえきとしているという事も、移住の引き金になっているようだ。
代理人によると『彼はロスに住む事に嫌気がさし、フロリダに引っ越す事に決めた。』と言っていたという。
勿論、フロリダにサイエントロジー本部がある事も大きい上、同じ信者のジョン・トラヴォルタがフロリダに家族と共に移住している事も大きいのだろう。
教団は、地上から残りの5階部分までの活用方法については、未定としているが、同じマンションにトム・クルーズが住んでるからといって、キャーキャー騒がない教団員を選ばなくてはいけないから、ある意味大変だろう。
TOM CRUISE PENTHOUSE IN SCIENTOLOGY’S SPIRITUAL MECCA? WE HAVE THE PLANS