ブライアン・シンガー、出身大除籍の危機!クィーン伝記キャストの詳細どうなる?


『ユージュアル・サスペクツ』『X-menシリーズ』で知られるブライアン・シンガー監督が、母校の南カリフォルニア大学映像学科を追い出される危機に瀕している。

既にオンライン署名騒ぎまで起こり大炎上中だ。

©change.org

『ユージュアル~』で、シンガーが一躍脚光を浴びた当初、この大学は彼を母校の有名人扱いしたが、何があったのだろうか。

シンガーは、今年の9月に、英国の伝説的ロックバンド『クィーン』の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の撮影に入っていた。
映画は元メンバーのブライアン・メイ(70)と、ロジャー・テイラー(68)の全面協力の元に撮影。既にキャストも内定してクランクインしていた。

ボーカルのフレディ・マーキュリーには『Mr.Robot』のラミ・マレック。ペルシャ系アメリカ人だったフレディ・マーキュリーに対し、演じるラミは、エジプト系アメリカ人だ。

ラミのなりきりぶりには、シンガーも大興奮。
『凄い存在感で、生きるフレディと化している。この興奮は抑えられない!シェアしないと!』と、ラミの熱唱するシーンを次々と自身のインスタに投稿。

演じるラミも『クイーンの物語に命を吹き込んでくれるのがシンガーだ。監督として独創的で気に入っているよ。』とシンガーと仕事出来る事を楽しみにしている様子だった。

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クイーンの伝記映画は、人気のある企画だけに、かなり前からあり、何度も浮上しては消えていた。チャドウィグ・ボーズマンが演じた『ジェームス・ブラウン』ぐらい難航した企画と言っても過言ではない。

最近のものであれば『ボラット』や『ディクテーター~独裁者は行方不明~』のサシャ・バロン・コーエンがフレディと同じペルシャ系というので映画化が進められていたが、バロン・コーエン自身、映画に出演する度に炎上するという不運を背負っている為に、製作会社が難色を示しお流れになった。
そこで白羽の矢が当たったのが、独創的で監督自身同性愛をカミングアウトしているブライアン・シンガーだ。

シンガーであれば、フレディをはじめとした、独特なメンバーを発掘し、今の世の中に『クイーン』の素晴らしさを伝えることができるのではないだろうかという目論見だった。配給会社である20世紀フォックスの目論見通り、企画からキャスティングまではトントン拍子だったという。

リードギターのブライアン・メイには『ホロウクライン/嘆きの王冠』、AXNミステリー『もう一人のバーナビー警部』のチャーリー・ネルソン役のグウィリム・リー。こちらは、本人によく似ている。

©mystery.co.jp

ベースのジョン・ディーコンには『ソーシャル・ネットワーク』のジョセフ・マッセロ。

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冒頭部分で、マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)が彼女にこっぴどくフラれ、ハーバードのイケてない仲間で復讐をしようと企む場面がある。

その場面がこれなのだが、ザッカーバーグに苦渋を飲まされる羽目になる親友のエドウァルド(アンドリュー・ガーフィールド)とザッカーバーグの間にいるのが、ダスティン・モスコヴィッツ(ジョセフ・マッセロ)。気を付けてみていないと、よくわからない登場場面だ。

モスコヴィッツは、エドヴァルド同様、ザッカーバーグにお払い箱にされた後、Google出身者と共に、
<プロジェクト管理ツールAsana/a>を立ち上げた人である。

ドラムのロジャー・テイラーには『X-men:アポカリプス』で革ジャンのイケメン天使・エンジェルを演じたベン・ハーディ。やはりこちらも本人を思い起こさせる。

©imgrum.org

『クイーン』をもし平成が終わった次の年号によみがえらせるとすれば、と考えると、このキャストはベストだろう。
最も昭和のフレディファンには、物足りないかもしれないし、ジェレミー・レニエがクロード・フランソワを完璧に再現した『最後のマイウェイ』には勝てないかもしれない。

伝説のミュージシャンや、歴史上の人物の再現ほど難しいジャンルはないという。監督の知名度があるだけに期待がかかっていた。

が、今月初め、シンガーの一身上の都合にて撮影は中断。原因は本人もしくは親族の体調不良という事だが、製作の20世紀フォックスはシンガーがあまりにも戻ってこないようであれば、監督から降板して貰う事も視野に入れているらしい。

というのも、彼が過去に人気作の監督、原案、制作を幾つか掛け持ちし、結果として降板せざるを得なかった過去があるからだ。

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シンガーは『X-men』と『スーパーマン・リターンズ』のスケジュールが重なった時、『スーパーマン・リターンズ』の方を優先させ『Xmenシリーズ』のメインキャストであるサイクロップス役のジェームス・マーズデンまで引っ張っていった。

『X-men』の旧シリーズが何とも言えない尻つぼみに終わってしまったのは、シンガーが最後まで責任をもって監督を引き受けなかったというのもあるのだろう。実はこの時に彼の監督生命を脅かす事が起きていた。

’14年に、元子役俳優のマイケル・イーガンがシンガーを性的虐待で告訴したのだ。

業界で同性愛者である事は、お咎めなしになった現在だが、そこに小児性愛者であれば話は別。映画監督ロマン・ポランスキーは未成年者をレイプした疑いでハリウッドから永久追放処分を受けたままだ。

イーガンによれば、事件は’06年『スーパーマン・リターンズ』のハワイプレミアの時に起こったという。
イーガンは、シンガーをはじめとした『スーパーマン・リターンズ』の関係者が宿泊しているハワイの一流ホテルに招かれた。イーガン曰く『スーパーマンを作った映画監督や俳優に逢えると聞いて喜んで行った。』という。それがまさかこんな目に遭うとは思いもしなかったのだろう。

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当時イーガンは15歳。告訴によると、彼は脚本家のゲーリー・コッタートにもレイプされたらしい。不可解なのは彼がこの訴えを突如取り下げた事だった。その時期は偶然にもシンガーが人工授精で25年来の親友との間に子供が出来た時期と重なる。

『ゴールデンボーイ』で起用したブラッド・レンフロにシンガーは、撮影中シャワー室で脱ぐように強要。
共演者で名優イアン・マッケランはシンガーとレンフロを『仲のいい年離れた兄弟の様』と暖かく見守っていたが、名優の目が届かない所で、とんでもない行為に及んでいた。
くしくも日本では映画『スリーパーズ』が公開され、レンフロはケヴィン・ベーコン演じる看守にレイプされる少年役だ。いずれにしても子役を舐めているとしか思えない。

業界で同性愛者である事は問題ではなくなってきたが、小児性愛者である事は問題だ。立場が上の者が、金を積んでもみ消すというのは、先月発覚したハーヴェイ・ワインスタインの例を見ても明らかだろう。

シンガーは確かに才能あふれる監督で、サンダンス映画祭という独立系映画祭で認められた監督だったが、何をやってもいいわけではない。

©Getty Images

『スーパーマン~』の共演者の中には、ついこの間、RENT俳優に小児性愛歴を告訴され、業界から干され、ようやくカミングアウトしたケヴィン・スペイシーが居る。
仮にシンガーが直接かかわっていなかったとはいえ、この映画でレックス・ルーサー役のスペイシーが関わっていたと考える人も居るだろう。
いずれにしてもイーガンが突如告訴を取り下げたのは、彼が莫大な金を積まれたからだという憶測が飛び交っている。

シンガーは、25年来の友人のミシェル・クラニーとの間に子供が居る。
クラニーは人気ドラマ『クィア・アズ・フォーク』のメラニー役で知られているが、本人はLPGTではない。

ブライアンがカミングアウトする前に最初で最後に付き合った女性がクラニーである事から、莫大な金をはたいてでも、もみ消したかった黒歴史だったのだろう。

映画監督フランソワ・オゾンは『ぼくを葬(おく)る』で、ガンに侵され余命いくばくもない売れっ子のカメラマンを主人公にした。

その中で主人公のロマンは、いつか自分の作品が評価されなくなることを恐れ、代理母ならぬ代理父として自分の『存在した証』を残して、この世から去っていく。
この映画を撮ったのはゲイの映画監督だが、もしもシンガーの健康状態が本当に悪いのであれば、この映画の結末が重なる。

シンガー自身、それほど気にしていない事かもしれないが、彼の意識していない所で、彼のキャリアが岐路に立たされている事は言うまでもない。

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