パパ・ブッシュの奥さん・バーバラのお葬式に集まった、元大統領とファーストレディーたちの集合写真で、パパブッシュの劣化が激し杉


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2018年4月17日、パパ・ブッシュこと、第41代米国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ(パパ・ブッシュ)の妻で、ファーストレディーのバーバラ・ブッシュが亡くなった。享年92歳。

10年前に潰瘍の手術、翌年には心臓の手術を行い、体調を崩しがちとなり、公の場に出る事もなくなった。昨年には気管支炎で入院し、延命治療を行わない事を決意した末の事だったという。

バーバラの葬式に撮影された、集合写真がこれだが、滅多にこんな写真は見られない。

©Associated Press Photo

左から、ローラ夫人、ブッシュ元大統領、クリントン元大統領、ヒラリー夫人、オバマ元大統領、ミシェル夫人、メラニア夫人、そして正面に座るのがパパ・ブッシュだ。パパ・ブッシュは今年一月、結婚73年目を迎えたばかりだった。

存命中のミスター・プレジテント(元大統領)は、ジミー・カーター(93歳)、パパ・ブッシュ(93歳)、ビル・クリントン(71歳)、ブッシュ(71歳)、バラク・オバマ(56歳)の5人。

その中で、ジミー・カーターを除く全員が写真に納まっている上、現在のファーストレディーまで収まっている写真はないだろう。

バラク・オバマ元大統領とミシェル夫人は『公益の為に自らを捧げた人でした。米国の精神「米国の精神の善き所を反映した、謙虚と良識のお手本でした』とバーバラ夫人に対しお悔やみの言葉を捧げた。

クリントン元大統領と、ヒラリー夫人も『理想を実現しようとパワフルな女性だった』と、コメントを寄せていた。

息子のブッシュ元大統領は『私の母が92歳で亡くなりました。妻のローラ、娘のバーバラとジェナ、そして弟も哀しみに暮れていますが、母の魂が安らかなのが幸いです。母は素晴らしいファーストレディーで、最後まで私たちの気を引き締めると同時に、笑わせてくれました。あの人が母であった事に今でも感謝していますし、皆さんの祈りやお声がけに感謝します』と述べた。

この写真は、ブッシュ元大統領時代のカメラマンだったポール・モースによって撮影されたもので、パパ・ブッシュ御付きの広報を担当するジム・マグラス氏が、ツイッターにアップしたのだが、感想は賛否両論となっている。

理由は元大統領、ファーストレディたちが歩んできた人生は、ごまかせない、写真に映し出されているからだ。

トランプ現大統領は、自分の警備が葬儀のジャマになってはいけないので、とワケの判らない言い訳をして葬儀に参加せず、ファーストレディであるメラニアさんを葬儀に送り込んだのだが、この辺りも意味不明である。

ツイッター上に上げられた賛否両論の感想の中で、的を得ていると言われたのが、クリントン、ブッシュ時代に情報当局高官だったデービッド・プライスのコメントだ。

写真に写っているそれぞれの大統領の行動に、私は政治的に賛成できなかった。それでも私は、彼らが1人残らず、自己愛ではなく、国を愛する心を本質的価値観として行動したことを、一度も疑わなかった。というものだ。
プライスのツイートは、CIAにもリツイートされている所を見ると、最もだという事になるのだろう。

夫と息子が大統領になった、米国史上唯一の女性が、バーバラだろう。二人のミスター・プレジデント(元大統領)を輩出するという事は、誰もが出来る事ではない。それだけに彼女のアクの強さ、物議をかもす発言は、しばしばメディアに取り上げられる事があった。


©REUTER

バーバラは、女性ファッション雑誌『マッコール』の社長を務めた父、第14代大統領の家系に生まれた。

後の夫となるパパ・ブッシュとの出逢いは17歳の時。ダンスパーティーで知り合った2人は、第二次世界大戦で海軍に従軍する前に結婚する事に。

戦後ジョージがイエール大を卒業した後、2人はテキサス州ミッドランドに転居し、ブッシュを含む6人の子供に恵まれるが、長女ロビンを白血病で失ってしまう。

長女が白血病を患い、三男ニールが識字障害だった事から、白血病の患者の支援を行い、レーガン政権時代には、識字率向上の支援や、公民権運動の推進を支持。

レーガン政権時代に放置されていたHIV患者の救済にも手を尽くし、女性の中絶権についてリベラルな姿勢を貫いて、夫の所属する保守的な共和党支持者との対立の矢面に立つ事もあった。

©harpersbazaar.jp

だがその一方で、『いかにも白人のアメリカン』な発言で顰蹙をかった事は拒めない。

広島原爆投下に対して回顧録で『日本への原爆投下の報を聞き、うれしく思った。これで太平洋戦線に海軍パイロットとして出撃している婚約者のジョージが無事に帰られると考えたから』という、とんでもない爆弾発言が出た。これは息子より若いオバマ元大統領でなければ、関係修復不可能といわれた由縁でもある。

この発言が日本人にだけなのかと思ったらそういうわけでもなく、それって白豪主義なのかと思う発言もボロっと過去にはこぼれ、ブーイングの嵐となっている。’05年9月に米国を襲ったハリケーン・カトリーナの事だ。

テキサス州ヒューストンのアストロドームに避難した黒人の貧しい避難者に対し、バーバラは当時こんな事を言ってしまったのだ。

『みんなテキサスへ留まりたいと言っているらしいわね。全員、とっても親切に歓迎されているものね。まあ、この球場にいる人たちの多くは、どうせいずれにせよ恵まれない人たちなんだから、彼らにとってはうまくまわっているわよね』

普通こんな事を言うだろうか?言わない。日本でもヘイトスピーチはあり、マウンティングも酷いものだが、ここまで立場を利用して、とんでもない事を言う人は居ないだろう。


©yahoo.com

さらにアフォ丸出しなのは、’13年の大統領選に、息子で次男のジェフ・ブッシュが、『仕方なく』大統領選に出馬した時に、母親の彼女は『もうブッシュなんていいわよ』とヌケヌケと言ってしまった事である。

息子が立候補するのに、母親のこの失言は酷すぎる。歯に衣をきせないで発言するのと失言の意味は違うだろう。案の定、息子は落選した。

そんなバーバラ夫人の葬儀は、テキサス州ヒューストンにある、セント・、マーチン教会で、1500人が参列し、行われた。

パパ・ブッシュは、息子が詠んだ母への言葉を聞いて、葬儀中においおい泣き崩れてしまったらしい。

©Associated Press Photo
が、葬儀にあるまじきこのソックスを見てほしい。ドハデなこのソックス、実は亡くなったバーバラさんお好みの柄だったそうなのだが、いくら奥さんが好きだからと言って、米国元大統領がコレはやり杉ではないだろうか。

先の戦争や大統領選について失言をしまくったファーストレディが亡くなったのは事実だ。
これからの時代の米大統領は、失言をしないようにしなければいけない、そう、トランプの様にだ。

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