捨て猫のアパッチが、バシラさんの家の前で鳴いていたのは
夜明け前の午前5時。
家族の者が、ようやく目を覚ますか覚まさないかという時に、
家の前で、鳴き続けるアパッチの声で、バシラさんたちは目覚めた。
が、それ以上にバシラさんが、心配したのは、
自分の家で飼っている飼い犬のアルトの事。
家の前で鳴き続けているアパッチに対するアルトの反応が気がかりだった。
アパッチの体の大きさは、アルトの顔よりも小さい。
仮にアルトが、アパッチを気に入ってくれたとしても、寝ている間に
押しつぶされないかなど、何かと心配事が多かった。
今現在はどうだろうか。
今、アルトとアパッチは、なじみ、仲良くしている。
アルトも、アパッチの新しいパパになった自覚が出て、アパッチの傍を
片時も離れない。
『アルトは、アパッチと一緒にいるのがとてもうれしいみたい』と
バシラさんはコメントしている。
このままアパッチとアルトがいい親子でいてくれたらいいですね。