コーンウォールの大学生、ジョージア・ブラッドリーさんにとって、
夏休みは楽しみなものになるはずだった。
二人の男に、呑みに誘われ断るまでは。
ジョージアさんは、男たちに暴力を振るわれ
浜辺に置き去りにされた所を一匹の犬が助けにきた。
その犬が、男たちの注意をそらしたおかげで、
ジョージアさんは、無事英国に戻る事が出来た。
が、彼女の話はここで終わらない。
なんと『あの日自分を救ってくれた犬』を見つける為に、
同じ場所に飛行機代を使って行ったことだ。
『もしも見つからなかったら?ってリスクはあったわよ。
それでも行こうって思ったの。』
ジョージアさんの勘はあたっていた。
あの日の浜辺に、自分を救ってくれた捨て犬が居た事。
その犬にペッパーと名前をつけ、彼女は英国に持ち帰った
一週間後。
ペッパーは6匹の子供を生んだお母さん犬になった。
これは何ともいえないサプライズである。
もしもペッパーがあの浜辺にいなかったら、
この6匹の子犬が無事育つかどうかも判らなかったかもしれない。
それを思うとジョージアさんとペッパーの出会いも偶然ではないのだと思う。