今年の秋から冬にかけて
『キングスマン』、『コードネームUNCLE』、『007/スペクター』と
スーツがカッコいい映画目白押しです。
そこで、今までの映画の中からスーツがカッコいい映画を
まとめてみました。
1:華麗なる賭け
スティーブ・マックウィーンのクールな演技で知られるこの映画。
彼のグレーのスーツは、ダグラス・ヘイワードのタイトな三つ揃え。
細やかな、ヘリンボーンが特徴のこのスーツはロンドン市街のテーラーでしたてたもの。
’60年代に流行ったこのスーツは、他にも
オリジナルの『ミニミニ大作戦』にも使われ、顧客の中には
クリント・イーストウッドや、三代目007ロジャー・ムーアの名前もありますね。
2:007ゴールデンアイ
ジェームス・ボンドのスーツが英国ものという掟を破ったのが、
五代目ジェームス・ボンド・ピアース・ブロスナン。
NYで人気が高いイタリア最高級テーラーのブリオーニを着用しています。
実ハショーン・コネリーとブロスナンではコネリーの方が身長が高いのですが、
映画でみるとブロスナンの方が高く見えちゃったりしません?
これブリオーニの『スーツ効果』なのです。
そこそこ足が長くて身長が高い人が着ると、背が高くかっこよくみえるスーツ、
それがブリオーニなのです。
3:華麗なるギャツビー
フィッツジェラルドの原作を題材にした謎の大富豪ギャツビーを、友人の目線で
描いていくこの映画。
レッドフォードとディカプリオ、時の俳優による、二度の映画化で話題となりました。
特徴のあるエレガントなスーツはラルフローレンの監修によるもの。
’20年代という時代を出す為に、他の衣装設定にも凝っています。
4:リスボン特急
アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーブという顔ぶれも
ゴージャスだった’70年代初頭のこの映画。
その他にも話題となったのが、クリスチャン・ディオール初の
衣装提供でした。
5:何度も衣装提供にあがるアルマーニ
映画の中で何度も衣装提供にあがる事で知られるのが
アルマーニです。
アルマーニの衣装提供が一躍有名になったのは
リチャード・ギアの『アメリカン・ジゴロ』。
この後に、アルマーニが全面協力したのが
ケヴィン・コスナーの『アンタッチャブル』です。
つい最近ではアルマーニは、リアム・ヘムスワーズ主演の
映画『パワーゲーム』に衣装提供だけでなく、
インテリア部門『アルマーニ・カーサ』としても協力しています。
アルマーニが、ここまで映画の舞台裏に貢献できる理由はなんでしょうか。
その理由のひとつとして、スーツやインテリアを通して、
男性をすっきりとスタイリッシュに魅せる事が出来るという事です。
ブランド哲学は通しつつも、裁断、生地の選び方などは
映画にあわせて変える柔軟性こそが、
アルマーニが長年映画に衣装提供できる強みなのではないでしょうか。