DCコミックの『バットマン』の表向きの姿は、
大富豪ブルース・ウェイン。
マーベルヒーロー『アイアンマン』の、名前は
トニー・スタークで、スターク・インダストリーの社長。
では、彼らをイメージさせる歴史上の人物といえば、
どの様な人物でしょうか?
1:ハワード・ヒューズ(1905-1976)
地球上の富の半分を持つ男とも言われたヒューズは、
米国を代表する億万長者であり、冒険家、映画製作者、実業家
という顔を持っていました。
物心ついた頃からの両親の不在、セレブリティとの浮名を流す過去、
実業家としての手腕、自らの正義を貫く為に手段を選ばない事は
バットマンやアイアンマンの、アイデンティティの
モデルになっているかもしれません。
また、ヒューズはこの頃最新鋭と言われた航空会社に
生涯関わり続けた事から、今で言う所の最新鋭のガジェットに
強いヒーロー像のモデルともいえます。
彼の存在は、
『アビエイター』でディカプリオが彼の半生を
演じた事で有名になりました。
2:ニコラ・テスラ(1856-1943)
20世紀後半の発明家で、電気技師。
直流電流を開発したエジソン社に入社しましたが、
交流電流を開発した事が原因で対立し、独立して開発を行う事に。
空中放電システムや、無線、高圧電流を開発したと言われています。
容姿端麗で、8か国語に堪能であったにも関わらず、
奇抜な研究内容や、奇怪な発言や行動、冷遇された環境から、
誤解されていました。
映画『プレステージ』ではデヴィット・ボウイが
テスラを演じ、悲劇を生み出す事になります。
3:ラリー・エリソン(1944-)
データベース管理システムソフト・オラクルの元CEOで会長。
総資産は500億ドル、自家用ジェットの操縦免許を持ち、複数の航空機を所有。
航空会社の買収にも名乗りを上げているエリソン。
彼のスピーチパターンや、プレゼンの仕方は、
『アイアンマン』のトニー・スタークのイメージモデルに
なっているのでは、という話も出ています。
事実彼は『アイアンマン2』にカメオ出演しているので、
その話もありえますね。
日本ひいきとして知られているエリソンは、
南禅寺の邸宅を80億からスタートしたクリスティーズの
不動産仲介オークションで購入。
ハワイの一島を金額非公開で購入しているそうです。
4:イーロン・マスク(1971-)
10歳の時にコンピューターを買い、プログラミングを独学したイーロンは
若干12歳で、商用ソフトBlasterを販売。
生まれ育った南アフリカで17歳の懲役を受けた時
『軍で黒人を抑圧することに時間を費やすのは、よい方法でない』
という理由で米国に移住。
PayPalの創業者で、PayPalは彼が興した二度目の会社。
有名なのが、三度目に起こした、スペースXで、
これは、宇宙船打ち上げといった宇宙輸送に携わる企業となります。
次々に企業のアイデアが浮かぶ所は、やはり、
アメコミヒーローのモデルにもなるのではないでしょうか。
米国には、この様に、資産総額何百億という夢をかなえた
アメリカン・ドリーマーと、その過去があるので、
アメコミのロールモデルは作りやすいのかもしれません。