メキシコ、メリダに住んでいたマルガリータ・スワレスさんは野良の動物達に心を開いており、いつでも動物達の為に家のドアを開ける生活を長年送っていました。
彼女の毎日は家のポーチにやってくる20匹の野良ネコにエサをやる事から始まりました。また、他のお腹を空かせたホームレスの動物達の為にいつも多めのエサを用意していました。
マルガリータさんは健康状態が悪くなりクエルナバカに引っ越しましたが、その後も体力が衰えていく中、ホームレスの動物達の世話をしていました。
クエルナバカに引っ越してからたった数週間でマルガリータさんは亡くなってしまいました。
2015年3月15日にマルガリータさんの家族によって葬儀が行われました。
家族は数匹の犬が葬儀会場にやって来た事に驚きました。
始めは野良犬たちはいつもこの葬儀場にやって来る犬たちなのだと家族は思いました。
しかしマルガリータさんの娘が従業員に尋ねると、今まで一度も野良犬たちがここに来た事は無いと言うのでした。
スタッフは犬たちがマルガリータに敬意を表するためにやってきたと理解し、犬達を中に入れました。すると犬達はマルガリータのお棺の側で床に伏せてずっと静かにしていたのです。
家族はこの犬達に会った事もなかったし、犬達はこの葬儀場の場所や葬儀の時間など知りえるはずもなかったのです。
しかも霊柩車で教会に行く時、犬達はその後を行列を作って一緒に歩きました。教会での儀式が終わるとお棺と共に葬儀場に一緒に戻ってきたのです。
via dailymail
マルガリータさんのお棺がどうして犬達に分かったのかは不思議です。
きっとこの犬達はたった数週間でもマルガリータに優しくされた事を感謝して別れを言いに来たのでしょう。
それとも今までの人生ずっとホームレスの動物に無償の愛を捧げ続けた事を知っていてその代表として参列したのかもしれません。
どうやってこの葬儀場が分かったのか、また霊柩車に乗っているお棺にマルガリータさんがいる事がわかったのは不思議ですが、彼等には私たちの知らない特別な能力があるのでしょう。
きっとマルガリータさんもこんな心からの別れをしてくれる犬達が参列してくれて喜んでいると思います。
本当に心温まる話ですね。