ヘンリー・カヴィルのヒゲ消しに250万かけたジャスティス・リーグが炎上してる件について


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DCコミック、スーパーヒーローが集結するアクション映画『ジャスティス・リーグ』が今週末公開となる。

設定は、前回の『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』の後日談であり、映画『ワンダーウーマン』の直後という時系列だ。

日本でも8月末に『ワンダーウーマン』が全国公開となり、ガル・ガドットの本格的初主演映画となったこの映画。
『ジャスティス・リーグ』は出演者にとって、これからのキャリアを築く上で、ベストタイミングの公開となっただろう。

ヘンリー・カヴィルはどうだったか知らないが。『ジャスティス・リーグ』のキーマンでもあるスーパーマン役のヘンリー・カヴィル。

©Instagram/Henry Cavill

彼は『ジャスティス~』の登場シーンが途中からというのもあり、スケジュールの都合をつけてトム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル6』の撮影を入れてしまったというのだ。この動画からだとカヴィルはパリロケのシーンに出てくるようだ。

この映像と『ジャスティス・リーグ』を見たファンが、本国のファンが真っ先に反応したのが、カヴィルの口髭。

スーパーマンのお肌がスベスベで口髭がない。『ヒゲはどこにいったの?』『不自然だ』『作り物みたいな顔で不気味』と公開初日からスーパーマン役のカヴィルはツイッターで大炎上。もっとも彼が登場する時の印象もこの通り悪かったのだが。

ネタバレになるが『ジャスティス・リーグ』でのスーパーマンは、皆の反対を押し切りバットマンの提案でクリプトナイトで甦らせたら、記憶が飛んでパニックになり、力に任せて暴れ、ジャスティス・リーグの面々を吹き飛ばしてしまうという、登場シーンから始まる。

勿論、最終的には恋人のロイスや母親の説得を経てスーパーマンは『クラーク・ケント』としての良心を取り戻し、地球の平和を守る為に戦う心を取り戻すのだが、そこに行くまでが長い上、映画のラストは『ジャスティスの誕生』と同じように、『スーパーマンの独壇場』になってしまった為、たかが髭、されど髭でツイッターが大炎上してしまったのだ。

たしかにスーパーマンがこの様に髭が生えていては可笑しいだろう。これはタチの悪い映画マニアが、ツイッターが炎上しているのを見てやったことだろうと思う。そもそも火種になった原因は『ミッション・インポッシブル6』の契約だった。

『ミッション~』でカヴィルが演じるキャラは口髭をはやしている男性なのだが、これを契約上剃らないでくれという事だったらしい。契約を先に締結したのが『ミッション~』だったのかしらないが、向こうの方が権力があったのは確かで、『ジャスティス~』の配給権を握るワーナー側が負けたことになる。

その結果、カヴィルの登場シーンでは、彼の口髭をCGで消したというのだ。その費用総額なんと250万円。

現在上映中の『ブレードランナー2049』でも、レイチェルをCG再現するのに、莫大な費用と丸一年かかったあげく、何の為か意味が判らないと炎上している始末な上、製作者側も、まだまだCGで人間を複製するのは考えた方がいいと言ってるぐらいだ。

ここ十年で成功した同一人物CGI共演成功の代表例と言えばデヴィット・フィンチャーが監督した『ソーシャル・ネットワーク』でアーミー・ハマーが演じたウィンクルボス兄弟ぐらいだろう。

『スーパーマン俳優は他の役が出来なくなるから俳優として出世できない』という『スーパーマンの呪い』がある。

かつてスーパーマンを演じた、ジョージ・リーヴス、クリストファー・リーヴ、ブランドン・ラウスもまたこれらの『呪い』から逃れられなかった。三度目の正直ならぬ四度目の正直でカヴィルは、呪いを断ち切り他の作品に意欲的に出ている点は評価しなくてはいけない。

©Instagram/Henry Cavill

カヴィルは、今回のCGでヒゲを消した騒動や、話全体が暗くなった上、スーパーマンの独壇場で終わった事については深く反省しているようだ。
その上で、彼はもう一作だけDCとスーパーマンを演じる契約を結んでおり、次回作で『明るく希望に満ちたスーパーマンを演じたい』と述べている。

そもそもカヴィル『ミッション・インポッシブル6』に出演するきっかけとなったのはなんだろうか。
一番に考えられるのが分析官・ブラント役で出演していたジェレミー・レナーの降板だ。

彼はマーベルの『アベンジャーズ』の続編『インフィニティ・ウォー』と『アントマン』の続編にホークアイとして出演する契約を結んでいて、降板せざるを得なくなった。

マーベルヒーローがDCコミックヒーローに助太刀を求めるというのは、コミックマニアからすると何とも言えない話でもある。

もう1つ考えられるのは、カヴィルは以前『コードネームU.N.C.L.E』で主役ナポレオン・ソロを射止めたが、この役の候補にはトム・クルーズがあがっていたといのだ。だが、トム・クルーズは『ローグネーション』の撮影で降板。

日本では『ローグネーション』が’15年8月に公開となったが、『コードネーム~』は11月に公開だった。

この様な縁もあり、カヴィルが『ミッション・インポッシブル6』に加わったという事もあったのだろうが、ヒゲをCGで消すのに莫大な費用がかかり、それが製作費に上乗せされていたとなっては観に行く方もげんなりするだろう。

『ミッション・インポッシブル6』は、トム・クルーズが撮影中に怪我を負ったが、現在は復帰。本国での公開は来年7月28日を目指しており、運よく行くと日本では夏休み公開となりそうだ。

共演者は前回から続投となる、サイモン・ペッグ、ビング・レイムス他、アレック・ボールドウィン、『MI:Ⅲ』でイーサン・ハントの妻ジュリアを演じたミシェル・モハナンがカムバックする他、『ローグネーション』のヒロイン役のレベッカ・ファーガソンも加入。他にはCIA長官役でアンジェラ・バシェットが内定している。

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