ロンドン在住だった14歳の少女JSは、昨年の8月に癌と診断され、
余命1年と宣告された。
その時に、自分の遺体を冷凍保存してほしいと遺言で残していた。
『私は死んでしまうけれど、200年後には、生き返ると信じたいから』
(C)Daily Mail
父親は、米国ミシガンでの37000ポンドに及ぶ施設維持費は出せないと
娘の遺体の冷凍保存に反発。
亡くなった少女の父親は、少女が物心つかないうちに離婚。
彼は再婚しもう1人娘がいるが、現在は癌となり、
皮肉にもこの少女と同じ病院に
入院する事になった。
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『私には事実2人娘が居た、しかし今は1人だけになってしまった。』
父親はこう、付け足す。
『元妻(少女の母親)は、娘がガンになる前から、どんなに頼んでも
娘に合わせてくれなかった。これで無事解決か?』
生まれてすぐ姿を消した『生物学的父親の存在』を認めない
妻と母方の両親は、何がなんでも夫の存在を消したかったのが判る。
近い将来、日本でも同じ様なケースは起こるはずだ。
事実、公開された下の遺言状を、娘JSは『母親あて』にしか残していない。
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父親は、同じ病院に入院していた時も、裁判の時も幾度となく、
娘に逢いに行くチャンスをうかがったが、悉く妨げられたそうだ。
結局、少女の祖父母が費用を工面する事で表面上の問題は解決したが、
莫大な費用、手続きが必要な遺体の冷凍保存、何の役に立つだろうか。
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亡くなった少女の叔母、つまり母親の姉は、一連の騒動についてこう語る。
『私の妹と姪が先走ってやってしまった事だから、仕方ないかもしれない。
それに妹は悪い離婚を経験してしまった。』
遺体は米ミシガン州に移送され、冷凍保存し蘇生に望みを託す
クライオニクス(人体冷凍保存)が施されている。
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高等法院のピーター・ジャクソン判事は、非公開で審議を行い、
彼女の要求を『勇気ある決断』と認めた。