『バットマンVSスーパーマン』の公開を今年3月に控えた、
ヘンリー・カヴィルが、トレーニングの様子と、
鍛えた体を、自身のインスタグラムに投稿した。
オフ期に比べ、ボディラインを絞り、腕や胸、肩を中心に
バルクアップしているのが判る。
役に恵まれなかったカヴィルの名を一躍有名にしたのが、
『マン・オブ・スティール』のスーパーマン役。
今回はその、スーパーマンとしての意義を問われる三部作の1作目だ。
2作目は’17年、3作目は’19年に公開予定となり、
ファンとして気になるのは、やはり『スーパーマンの呪い』だろう。
スーパーマンという絶対的なヒーロー像を演じた後は、
役柄が固定されてしまい、その後の俳優人生に支障をきたす
というジンクスだ。
かのクリストファー・リーブも、これに翻弄された1人である。
しかしスーパーマン俳優として初の英国人俳優起用となった
カヴィルには、その点、心配無用だろう。
数々の役のチャンスに恵まれつつも逃がしてきたカヴィルにとって、
スーパーマンは飛躍する役の1つに過ぎない。
現に彼は、昨年、『0011ナポレオン・ソロ』のリメイクである
『コードネームU.N.C.L.E』の主演を勝ち取っている。
もしかすると、『バットマンVSスーパーマン』で
心配すべきなのは、バットマンを演じる
ベン・アフレックかもしれない。
なんせ、前のバットマンは鬼才クリスチャン・ベールだ。
ベン・アフ本人は、クリスチャン・ベールのバットマンは
別物だとし、自分はコミックに忠実に演じるというが、
彼は『デアデヴィル』で一度しくじっている過去があるので、
観る側がそれを許してくれるかどうかも疑問である。