ジュリア・ローレンスさんは、数週間かけて、
ニュー・カッスル、リヴァプール、カーディフ、エセックスなど、
全英のヘアサロンを周っただけでなく、米国が発祥となった、
ブロー専門のフランチャイズ店にも足を伸ばしてみた。
土台になっているのは、1人の女性。
専門家にブローを頼んだその髪型どうなったのか?
1:月曜:ニューカッスル
(C)Warren Smith 2016
サロン:Hooker & Young
セットにかかった時間は、40分、お値段30パウンド(3900円)。
スタイリストのジェイミーには
『グラマラスな感じにして頂戴』と注文。
ブローした直後はよかったものの、仕上げにケラスターゼの
スプレーをこれでもかと振られ、固められたのが不服だった様。
ブローでボリュームを出すのではなく、スプレーでキープ
という点が残念。
5点満点中3点。
2:火曜:カーディフ
(C)Warren Smith 2016
サロン:Ken Picton
セットにかかった時間は20分、お値段は30パウンド。
こちらのサロンは、キャサリーン・ゼタ・ジョーンズが
通う事で御馴染み。
スタイリストのニーナには、グラマラスかつクラッシックで
お願いと言ったものの
スタイリストが、技術面だけでなく接客にも不慣れだったため、
焦っていたのが丸判り。
ニーナは、喋りかける余裕もなく必死でジュリアが、
コーヒーを飲み終わるまでにセットし終わってしまいました。
スコアは5点満点中2点。
写真のカールが、家に帰る頃には全部とれていたのが
減点の理由だそうで。
3:水曜:リヴァプール
(C)Warren Smith 2016
サロン:Barbara Daley
施術にかかった時間は45分で、35ポンド。
今回は、スタイリストのエイミーの技術や心づくしもあったらしい。
彼女は、この企画の為に連日ヘアサロンを回っているジュリアの髪が
根元から痛んでいると思い、ブローの前に補強トリートメントを
施しました。
その後で、根元から持ち上げるブローをしました。
なのに5点満点中3点というのは、ジュリアが、
この日サロンに来ていたというセレブを一目みる事が
できなかったからだろうか。
4:木曜:エセックス
(C)Warren Smith 2016
サロン:ストロベリー・フィールド
50分の施術で20ポンド(2600円)
ジュリアのホームタウンだそうで。
スタイリストのジャックは、ボリュームを出しすぎず、
個性をいかしたスタイル作りをしているらしい。
ジュリアは、この腕でこの安さには満足しているらしく、
他のサロンには手厳しいジュリアも、ここには満点をだしている。
5:ロンドン・コベントガーデン
(C)Warren Smith 2016
サロン:Blow Ltd, blow-dry bar
25分の施術で30ポンド。
『カットなし、カラーなし、ブローのみ』シャンプーとブローに
特化したブロー・バー。
米国にも既に10店舗ある、この手の店舗、米国では40ドル、
こちらでは30パウンド。
スタイリストの人はサイズを測って、マニュアルに添って
ブローをするようになってるらしい。
ジュリアは、今までと違う仕上がりに疑問を抱きつつも、
フランチャイズにしては悪くないという意味で、
5点満点中3点にしている。
いかがだろうか。
たかがブロー、されどブロー。
これからの季節、折角ヘアサロンでブローして貰っても、
夜まで髪型持ちませんでした・・・では話にならない。
同じ土台でも、これだけ変わるという事を頭においておけば
美容院ジプシーは防げるかもしれない。