数日間かけてランニング、自転車、ラフティングでジャングル内4,500メートルを競走するマルチ・スポーツチャンピオンシップが先日エクアドルで行われました。試合は4人1組で行われます。
スウェーデンチームのマイケルさんがジャングルトレッキングの休憩中にミートボールの缶を開けた時、1匹の野良犬が目に入りました。お腹を空かせているだろうと思い、ミートボールをわけてやりました。その時からこの犬の「アーサー」はマイケルさんたちスウェーデンチームから離れなくなったそうです。
途中何度もアーサーを置いていこうとしましたが、アーサーはチームの一員となる事を決意したようで、必ずついてきました。
泥のジャングルを進みます。アーサーは何度も泥にはまり、その度にチームメイトが手助けしました。
人間も犬も泥だらけです。
疲れ切った身体で眠ります。
ジャングルを歩いたせいか口に植物のようなものがついています。
ラフティングの際に大会側から犬は置いていくよう言われ、チームもアーサーとの別れを決心しました。しかし、チームがカヤックで海へ出るとアーサーは海に飛び込み必死で皆を追いかけてきました。
マイケルさんは慌ててアーサーの元へ戻り、アーサーをカヤックに載せました。
アーサーはカヤックから魚を追いかけて海に飛び込んだり、カヤックに戻ったりしていました。また寒そうにしていた時はマイケルさんは自分のジャケットをアーサーに貸してやりました。
ようやくゴールのある岸についたとき、アーサーはへとへとでした。
可愛がられてうれしいようです。
ゴールまで歩きます。
全員でゴール！彼等は12位と当初の予想より下位でゴールしました。アーサーがいた事で時間を使った事は確かですが、皆アーサーとゴールできて満足です。
アーサーはチームと同じ飛行機でスウェーデンへ連れて帰ってもらい、マイケルさんに引き取られるそうです。
マイケルさんは「アーサーをここに置いていく事なんてできない。運命がアーサーと僕たちを引き合わせてくれた。」と言っているそうです。
via: Stray dog joins Swedish multi-sport team
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