身に着けているものや身振りから性格が判る『ビッグ・ファイブ』の実例教えます


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性格や先行きの判断を、占いや血液型、はたまた姓名判断に頼る人は多い。
だが統計的に確かめられた心理学や臨床実験結果に頼る人は、数少ないだろう。

米心理学者・ゴールドバーグが提唱した『ビッグ・ファイブ』は、人の何気ない行動からその人の性格を読み取るというものだ。

私たちが何気なくしている行動や習慣は、5つの特性を組み合わせて出来るものだというだという。

人の性格を分類する心理学には『要素を組み合わせて考える』という特性論と、分類して考える類型論があるが、ビッグ・ファイブがこれにあたる。占いや姓名判断は後者に近い。

この組み合わせ次第で、人が何に依存してるのか、何に感動するのか、どんな人と相性が悪いのかも分析出来るのかというのだから優れものだ。


©bbc

一概には言えないが、外交的で協調性のある人はイベント好き。
外向性が低いが、開放性が高い人は、一人もしくは大事な人と、どこかに行く方が楽しいという分析結果が出る。

協調性が低く、神経的傾向が低い人になると大変な事になる。『大人しそうに見える人だったのに…』と呼ばれる犯罪者にみられるタイプに多いのが、このタイプだ。

他人に対して親身にならず、ある種鈍感で、ある日突然危険な行動に走るからである。

この様に、5つの要素を導き出し、組み合わせる事で、人間の性格を身振り、ふるまい、言動から分析する事に成功したゴールドバーグ博士が実証した実験とは、どの様なものだろうか。

ルイス・ゴールドバーグが、米オレゴン州の研究所にいた時に、米ロチェスター大のベンジャミン・チャップマンと共に確率した性格分析法が『ビック・ファイブ』だ。

研究対象となったのは、米オレゴン在住の800人の男女(平均年齢51歳)。
アンケートで、被験者に対し、自分の性格を100種類以上の形容詞(内気、親切、リラックス、気分や、明るい、芸術肌など)を使い書き表してもらい、そこから性格分析をかけたという。被験者も100種類以上の形容詞を使い自己分析をしなければいけなかったのだから、日本では到底無理な実験だっただろう。

そこから導き出されたのが、5つのタイプだ。

1:外向性
2:誠実性
3:協調性
4:神経性
5:開放性

日本と米国では、それぞれのタイプで職場や趣味の場で評価をされる事もシチュエーションも違うだろうから、日本では、どの様になるか、訳してみる。

1の外向性は、アトラクションやイベント、パーティーが好きで開催、計画する事が好き。外向性が自己主張の手段に加わる日サロに通いだしたり、目立つ所にタトゥーを入れる様になる。


©Getty Imames

低くなると読書や映画など内面を高める生活を好む様になる。

ブログにアップされている内容がイベントやライブ、パーティ三昧だからといって、外向的な人とは限らない。私の知り合いの男性はパリピだがオフの時は家に引きこもり家事を徹底的にしている。これでバランスを取るのだ。

2の誠実性は、その名の通り真面目さに現れる。
身だしなみがきちんとしていて約束を守る人だろう。原稿の締め切り日を守る、腕時計をしているなど、良い面にでればいう事はない。

悪い面に出るとモンスター上司やクレーマーとなってしまう。彼、彼女らは拘りが強く『こうあるべき』という考えを崩さない。その上仕事には勤勉。それが裏目に出てしまう。

3の協調性は、人を幸せにしたいという意欲に向けられるので、一緒にいる人により協調性のベクトルが変わる。

協調性のベクトルが家族に向けられている場合は、家の中のインテリアやガーデンニングが美しくなり、外でランチをする仲間やジム友と過ごす時間に重きを置くようになれば、彼女たちにお菓子を持っていく事に気を配るが、家の掃除はぞんざいになる。

ちなみに、協調性のスコアが高いと職場では評価されるのが日本だが、米国では評価されない、実力主義社会だからだ。

4の神経性は、情緒が安定しない人が多い。瞬間湯沸かし器と呼ばれるぐらいすぐ怒る。反社会的な行動に出る人もいれば、粘着質にターゲットを絞り込み攻撃する人も居る。

その一方で、彼、彼女らの特性が生かされいるからこそ、スマホもPCも当たり前に動くのであり、機械式腕時計や伝統工芸品が現代まで残っているのだから、感謝しなくてはいけない。


©Getty Images

5の開放性は、大人になるにつれ、しぼんでいくものだ。
なので良い意味で生かして持っている人は『クリエイティブ』とされているが、神経性と協調性が悪い面に出てしまった人に、ひとたびかかると、うつ病になってしまう危険性がある。職場の人事採用者は気を付けるべきだ。

彼らのいい所や詩を読んだり、オペラを鑑賞し、その良さを万人に伝える事が出来る能力である。

開放性は好奇心でもあり向学心でもあるので、彼らに神経性、誠実性が加わると、稀代稀なるその分野の天才が現れる事がある。それと同時に彼らの悪い面が出ると反社会的にもなってしまう傾向になる。

チェスの天才ボビー・フィッシャー、テニスのジョン・マッケンローなどがその例だ。

が、彼らの良かった所は、自分と正反対のタイプの人間と対峙する事で人間的なバランスを保っていた事である。


自分で
ビックファイブの性格診断テストが出来るサイトもあるので、今まで知らなかった自分の長所短所をこの機会に知ることも可能だ。

そして今回あげた実例を参考にすれば、職場や趣味の場で『いけすかない』と思っていたあの人の性格の分析結果が出るだろうし、その人に対する対処法や、長所を見出すきっかけになるかもしれない。

Act frequency signatures of the Big five

The evertday habits that revel our personalities

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