英国ウェスト・ミッドランドに住むサリー・アン・ハウエルさん(45)のアパートは4年前まで足の踏み場もないゴミ屋敷だった。
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昨年11月、彼女は意を決して、従業員全員が女性の清掃業者に頼み、アパートのゴミを出し終わった。
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業者も、命がけ。
部屋には、猫の糞尿が長い間そのままにしてあった跡があり、悪臭と共に、数か月以上机の上に放置されていた食事や、季節外れの毛布、着なくなった衣服が洗濯するでもなく、あちこちに積まれどうしようもなくなっていた。
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こちらは台所だが、およそ一か月、もしくはそれ以上洗い物をしていないと見られ、カビが生えるのを通り越して食べ物が皿からカドライアウトしていた。
サリー=アンが、こうなってしまったのは、人間関係のもつれと、二匹の猫が死んだ事だった。
彼女は15年前から、このアパートに住んでいるが、彼女の心が壊れたのは7年前。
鬱病になり、引きこもり、どんどんものをため込む様になり、家では6匹の猫を飼っていたが、次々死んでいき、最後の2匹が死んだ時、彼女は掃除すらやめてしまったという。
ものがあふれかえるアパートで彼女は、かろうじてカウチで寝ていたが、とうとう昨年の11月に足の踏み場がなくなり、業者を呼んだ次第だった。
キッチンは、この通り、ゴミにまみれてみられたものでない所から、よみがえった。
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業者が最初に入ってきた時は、何の部屋かさっぱり判らなかったこの部屋は、ベッドルームだったことが判明。
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清掃業者のN GervaisのCezとTeeは、今年4月、清掃後の状態チェックだけでなく、サリー=アンが心身共に大丈夫かどうか、尋ねに行った。何故からサリー=アンは今年4月母親を亡くしたからだ。
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『私たちの仕事は、ただ部屋を掃除するだけじゃないの。何故その人の部屋が尋常じゃないぐらい物を溜めこむ様になったのか、原因を探り、フォローして、同じ過ちを犯さないようにさせることも仕事のうちよ。』とCezは語る。彼女曰く、心に傷のある人が異様なまでに物に執着しため込むのだという。
サリー=アンは、4年もゴミを溜め続け居た自分が信じられないという。
『何だか自分自身を解放できた気がするの、今がハッピーだし、あの頃に戻らなくてよかったと思えるわ。』
Hoarder forced to call in professional cleaners as she hadn’t seen her own floor in four years