ロシアにある動物病院の看板猫・Lyutsikは、動物病院に来る
飼い主だけでなく、動物たちの心の拠り所になっているという。
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この猫、普通と違うのは脊髄損傷で、あわや首から下が
麻痺してしまう所だったというのだ。
Lyutsikは、生きようとする必死な努力で、苦しいリハビリに耐え、
四肢麻痺になる所を、今ではこの通り。
移動する時だけ職員の手を借りれば、後は、上半身を自分の力で
起こせるようになるまで回復した。
リハビリを怠ると、また戻ってしまうのが判っているのか、
Lyutsikは、生きる事すら辛い動物、飼い主たちの心情を
察するかのように、そっと寄り添っている。
それは、この動物病院のボランティアたちでさえ、驚く程だという。
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ある時は、息を引き取ろうとしている老犬の体を
何度もさする飼い主の傍に寄り添い。
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またある時は、長時間の献血に耐える犬の傍らで、心のよりどころになる。
動物病院の職員、ボランティアたちは忙しい。
それどどことなく察し、ケアしているのが、
この猫だというのだから驚きなのだ。
無論、Lyutsikの病状から、感染症などを患ってケージに入れられている
動物の所には近寄らせない様に、ボランティアや職員が、
目を光らせて移動させているのも事実。
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このチャウチャウは、病気が完治しかかっても、精神不安定で、
退院させたとしても
飼い主に迷惑がかからないかどうか、職員も心配していた。
だが、Lyutsikが頻繁に通うことで、
チャウチャウの精神状態が安定してきた。
病院の院長の獣医は、
Lyutsikは、私たちに出来ない事をしてくれているかけがえのない存在と、
手ばなしでほめている。
こうしている間にも、Lyutsikの病状は進行しており、Lyutsikは
毎日リハビリを続けながら、
病院に来る犬や猫たち、そして飼い主たちに勇気を与えているのだ。
Rescue Cat Can’t Walk on His Legs But Helps Sick Animals and Even Saves Their Lives