ハリソン様が、NY大で開催された癲癇に関するイベントに出席。
そこで娘が、癲癇を患っている事をカミングアウトした。
彼の娘ジョージア(25歳)は、昨年亡くなった
『E.T』の脚本家メリッサ・マシスン氏との娘。
ジョージアが、初めて発作が起こった時、これだけ有能な医師のいる
ロスにいながら偏頭痛と診断されたというハリソン。
彼女の正式な病名が判明したのは英国留学時というのだから、
ジョージアは、両親が離婚するかどうかで揉めていた時に発症し、
家族の不協和音を察知していたとも言える。
幸いにも、その時にNY大学に助けを求め、それ以来8年間
発作が起きていないのは、彼女にとって幸いな事であり、
当たり前のありがたさを噛みしめている事なのだ。
ハリソン様はNY大学でのスピーチで
『貴方の愛する人が、この病気なら、
貴方は動揺しうろたえるでしょう。
貴方はその人の生活、未来、チャンスにどの様な影響があるか知り、
快適に暮らせるか探す必要があると思う』と語っている。
が、これって、
ハリソン様が米国人で、なおかつ、地位名誉を築いた俳優であり、
娘さんが8年間規則正しい生活を送っていただろうからこそ、
出来た事なのだろうと思う。
彼と同い年の日本人の親が同じ事をすれば、
娘や息子が世間の言われない就職差別や、レジャー先でも
入場差別を受けるだろう。
また医者の処方箋も親の気遣いも守らない怠惰な患者と、
処方箋も生活習慣を守り、ひっそりと暮らす患者を、
十把一絡げにして冒涜する日本では、
なかなかこの病気に関する理解を深めるのは難しい。