英歌手『ワム!』のジョージ・マイケルが自宅のオックスフォードシャーで亡くなった。
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彼はクリスマスの午後1時42分に、安らかに天国に旅立ったという。
ジョージ前マネージャー、マイケル・リップマンは、死因を心不全と発表している。
『ワム!』の相方でもあったアンドリュー・リッジリーや、友人のエルトン・ジョンが哀悼の
コメントをツイッター上で寄せていた。
ジョージが息を引き取り15分後、テムズ署に連絡が入り、前のマネージャーの所に連絡が入った。
代理人によると、53でまさか、こんな事になると思ってもいなかった。
何の疑いも予測もしてなかったという事だ。
ジョージは、『ワム!』が何故解散に至ったのか、’17年公開予定で
ドキュメンタリーを製作中だった。
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それだけでなく今月初めには新アルバムの制作の為にプロデューサと打ち合わせをし、
コラボを組む歌手にビヨンセがリストアップされていた。
ビヨンセはインタビューで
『どんな面白い事かしらと思うと待ちきれなくて、ジョージはミステリアスな所があるでしょ。
なのに、こんな事になってしまうなんて、残念だわ。』と語っていた。
しかしジョージは、ライブどころかアルバムを吹き込む事も
ままならかったかもしれない事情があった。
’06年2月に大麻所持で、’10年には大麻吸引で禁固8週間の実刑判決。
’11年に重度の肺炎を患い、療養生活に入った末、主治医から
気管切開手術を施されてしまう。
ジョージはデイリーメールへのインタビューで
手術後生前こう語っていた。
『こんな事生き地獄と同じだ。今までと同じ様に歌えないなんて。
自分だけならまだいい。自分を取り巻全ての人間に対して
なんていえばいいんだろう。』
そんな中、彼が再起を図ったのが、’12年のロンドン五輪での
クロージングセレモニー。
この時誰が、亡くなる事を予期していただろう。
『ワム!』にとって、本当のラストクリスマスとなった今年。
ファン念願の再結成はなされなかった。