減量の基本は、規則正しい生活、食事制限、適度な運動、長期計画で少しづつ。
全ての人が出来れれば、世の中にダイエット本やメゾットが、これだけ氾濫するはずもない。
下に紹介するのは
『あ~、こんな無茶なダイエット法あった』というものから
下手をすると命に関わるものから、ばかばかしいものまで。
体重を落としてスリムになる為なら、どんな努力も惜しまず、
知恵も絞った結晶だ。
1:エア・ダイエット
©pixabay.com
日本では『エア縄跳び』で痩せた、というダイエット法が一時期流行したが、
フランスでは、そうではなく。
食べ物を前にして臭いだけ嗅いで、満腹中枢を誤魔化すというもの。
かえってリバウンドにならないだろうか。
2:インスリン
©wikimedia.org
肥満の原因の一つは食べ過ぎ。
ならば満腹度を抑えてしまえばいいというので、満腹度を上げるのがインスリン。
本来インスリンは糖尿病患者が注射して補うものだが、
これはあくまで『適度な食事と併用』して短期間で医師の指導の元行うのが前提。
副作用として神経障害、適度な食事を摂らない場合はリバウンドするのだとか。
危険な、やせ薬も、同じ原理である。
また病気になって痩せても体力がつけば体重も体型も戻る。
3:リンゴとコーヒー
©pixabay.com
日本でもあったリンゴダイエット。
もうリンゴは見たくないという人も多いはず。
リンゴのペクチンが便通を良くし、栄養価もあるという事ではやったダイエット法。
これと利尿作用が含まれるコーヒーを組み合わせたのが、このダイエット法だが、
浮腫んでいる人にしか効果がないかもしれない。
4:サランラップダイエット
©freestockphotos.biz
ボクサーがサウナスーツで試合前に体重を落とす原理を信じ、
ウェスト回りだけサランラップをまけば、ウェストが痩せるかも、というダイエット法が、
’70年~’80年初頭にかけて大流行した。
いわずもがな、結果は、腹部周りのあせも、湿疹、脱水症状で。
痩せた例はない。
コルセットも同じ事である。
5:数日間寝る
©dietsinreview.com
下手な断食道場にありそうなケースだが、数日間寝て、殆ど食べないというもの。
確かに、胃の中を空にする時間を設けると、細胞のオートファジー機能は働くが、
断食、寝るなどから回復した後に急激に空腹にまかせて食べると、
後の体調不良とリバウンドが待っている。
6:ビーポーレン
©shape.com
ミツバチは花粉を採取する際に体内で酵素を分泌、酵素を花粉に絡め
丸め自分の巣へと持ち帰るが、これをスーパーフードにしたものがビーポーレン。
疲労回復・滋養強壮、造血作用、更年期障害の回復、アレルギーの緩和など
様々な体の慢性疲労不調に効果がある事からダイエットへの効果も期待されてきた。
これら慢性疲労や不調の緩和には確かに効果はあるが、
やはりストレス食いで太ったという事に関しては、スーパーフードもお手上げだ。
7:青い食器やテーブルクロス
©pixabay.com
暖色系は食欲が増し、寒色系は食欲が失せるという。
だが、最近のお洒落なブーランジェリーのコーディネートは群青色である。
あまりあてにはならない。
8:ベビーフードダイエット
©webmd.com
ベビーフードのカロリーは、高くないし、最近は減塩志向。
栄養価も高くポーションも少ないから、これだけ食べていればズボラな人にはいいのでは。
…という考えはどうやら甘いようだ。
ベビー用はあくまでベビー用。
減量するためにはそれなりの栄養素が必要だが、赤ちゃん用では全く足りない。
9:キャベツスープダイエット
©webmd.com/
白菜スープでも、キャベツでもどちらでもいい。
要するにあの手の葉っぱもののスープである。
胃に優しく、食物繊維があり、噛む事で顎が鍛えられるという意味で
ダイエットに向いていると推奨されたかもしれないが。
副菜を用意しないと、栄養失調になってしまう。
10:トコンシロップ
名前の通り、トコン(吐根)シロップは、吐き気を催す薬で、
日本ではツムラが、間違って化学薬品を飲み込んだ際の催吐薬として発売していたが、
’12年に発売中止。
もちろんダイエットには厳禁である。
11:500kcalダイエット
©pexels.com
『拒食症患者のライフスタイルを真似してダイエット』という
失礼極まりないブートキャンプがある。
一日の摂取カロリーを500kcalに制限するものだが、
その時は激減しても後にまってるのは、最悪の場合本当の摂食障害だろう。
胃の手術
©medicinenet.com/
病的に激太りもしくは、摂食障害の場合の外科手術で、ダイエット法といえないのが、
胃の手術だが、これもまた患者によりけりで、成功するかどうかは判らない。
この他にも、断食、アルコール、薬など、体重を減らす為なら手段を選ばずと
危険なものばかり。
現在は、正しい知識さえあれば、減量が可能だという事だろう。
Crazy And Extreme Ways People Try To Stay Thin