この夏ロングランとなった映画『君の名は』
映画ファンの方の中には、話題作というので観た後で
『どこかで観たような話』と思われた人もいるかもしれません。
そこで今回は、過去に名作としてヒットした
タイムパラドックスラブストーリーを取り上げたいと思います。
(C)warner.bro
1:バタフライ・エフェクト
短期間で記憶を失う少年エヴァン(ローガン・ラーマン)は
医師に薦められ日記を書いていた。
エヴァン(アシュトン・カッチャー)は大学生になり、
7年間記憶を失わなかっただけでなく、タイムトラベル能力が
ある事に気づく。
だがそれは幼馴染のケイリー(エイミー・スマート)の
人生の犠牲に成立っていた。
エヴァンは彼女を助けるべく過去に戻るが、その度に、
周囲の人間が不幸になる事に気づいてしまう・・・。
タイムパラドックスラブストーリーの元祖と言えるもので、
公開当時爆発的人気になり、リピーターを生みました。
続篇も作られましたが、やはりこの作品がオススメです。
2:きみがぼくを見つけた日
オードリー・ニッフェガーのベストセラーの映画化。
6歳の時に交通事故で母を失ったショックから
タイムトラベル能力がついたヘンリーは、自分の能力が
遺伝性で、自分でコントロール出来ない事を知る。
時は流れ、自分の能力が故に心を閉ざして生きていた
28歳のヘンリー(エリック・バナ)は、シカゴの図書館に
勤めていたが、そこで彼は1人の女性と出逢う。
6歳の頃から自分の目の前に現れては消えるヘンリーに
運命を感じていたというクレア(レイチェル・マクアダムス)は
ヘンリーを繋ぎとめようとするのだが・・・。
ヘンリーのタイムトラベルには、実はパターンがあり
それは生死など人の運命にリンク付けられている点などは
『君の名は』に似ている。
原作者はタイムトラベルで矛盾点が生じないようにエクセルを使って
小説を書き上げたという逸話も残っている。
3:イルマーレ
韓国映画『イルマーレ』を、『スピード』の
キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロックの再共演で映画化。
時は’06年、シカゴの病院で働くケイト(サンドラ・ブロック)は、
湖畔のガラス張りの家から引っ越す前に、ポストに
新しく住む住人の為に手紙を残した。
その手紙が届いたのは、’04年。
父親が亡き母の為に作った同じ湖畔の家を買った
建築家のアレックス(キアヌ・リーヴス)の元だった。
ポストに手紙を投函しあい、二年越しの文通を始める2人。
2人は時を越えて逢おうとするが、何故か2人はすれ違う。
そして数年後、何故2人は逢えなかったのか・・・
その理由を2人は知ることになった。
2人の間には2年の時差があり、それをポストという
媒体を通して繋がろうとする所やラストの展開は
『君の名は』に通じるものがある話だと思います。
いかがでしたでしょうか。
ハリウッド映画には既にこの様なタイプパラドックス
ラブストーリーがあるので、是非ご覧になって見てください。