バレェダンサーにとって減量はつきものである。
マルガリータ・バルディリーニは
将来を嘱望されたバレェダンサーだったが、過度の減量の為に
拒食症に陥ってしまった。
その過酷さは12か月で4ストーン(約25kg)という減量だった。
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減量期と拒食症の時は、2日に1回、
1杯のポリッジ(オートミールに牛乳を浸したもの)しか食べられなかった
というのだから壮絶な過去だ。
これは一日の接種カロリーが140kcalしかない事になる。
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彼女は何とか拒食症を克服しようと、食べるのを恐れていた食べ物
200種類を書き出すことにした。
それにはチョコなど俗に言われる太る嗜好品も含まれていたからだ。
その甲斐もあり、マルガリータは本当に体が欲している
食べ物が判る様になって、少しずつ体調も回復。
その厳しき道のりは5年に及んだが
現在は、8ストーン(52kg)という体重を維持し健康状態を保っている。
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『12か月で、あんなに体重を落とした時は、腎臓疾患も患ったわ。
若いダンサーたちが、私と同じ様な目に遭わないように、
もしも同じ様な事になったとしたなら助けてあげたいと思うの。』
彼女はかつて過度の減量に自分を追い込んだ挙句、拒食症になった時、
バレエ講師から『貴方の心身がバレェを受け付けていない』と
忠告されたそうだ。
今は、自分自身を受け入れ食べる事を制限せずエクササイズを続けながら
健康な体で居る事が幸せなのだという。
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マルガリータは、現在ミュージカルダンサーを目指している。
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『確かにバレェへの情熱は捨てきれないわ。踊る事は好き。
でも美しく踊る事へのプレッシャーが、私を拒食症にしてしまった。
私には別の道があったという事なのよ。』