インドにあるアニマルエイドという動物保護団体が今年の初めに救出した犬のグレースについての動画をご紹介したいと思います。
人間に口から後頭部まで針金を巻かれ数日間過ごしほとんど死にそうになっていた野良犬が救助されました。傷は深く、あと数日発見が遅れていたら命は無かったでしょう。
アニマルエイドのシェルターで手当てを受けやっと傷が良くなってもグレースの心の傷は深く、人間が近づくとすっと歩いていってしまい、撫でられるのも嫌がり、他の犬にも興味をしめさず、いつも一人でただ座っていました。
グレースがセンターに来て8ヶ月経った頃、スタッフはグレースをシェルターの別のエリアに移動させ、ラバンという犬を紹介しました。
だれかが野良犬だったグレースに口から後頭部に針金を巻き付けました。
口角から後頭部にかけて深い傷を、そして心にはもっともっと深い傷を受けました。
何度もスタッフがトライしましたが、人間への不信感はぬぐえません。
しかし、ラバンというここに住んでいる犬を紹介すると、グレースは信じられないくらい元気になりました。
このシェルターは欧米などと違って、広い敷地を持っており保護した動物をそこで一生面倒見るという活動を行っています。ここには犬だけでなく、牛、ブタ、魚、ロバ、猫、鳥など助けを必要としている全ての生き物を保護しているそうです。
ネット上で25ドルから寄付ができます。