マガニ・ゴンザレスは、人よりも急速に老いていた。
見かけは90歳だが、今彼女は15歳。
彼女は、形こそ違えど他の女の子と同じ様に、
生きる喜びを味わっている。
コロンビアに住むマガニは、
ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群という
早老病の一種を患っていた。
染色体の上にあるラミンAの異常により塩基が入れ替わり、
核膜に異常をきたし老化が進むこの病は、
いつ死んでしまうか判らない。
生まれつきもしくは幼少期に発病する事が多いと言われるこの病。
マガリは6歳に発病。
この写真が、彼女が普通の子供として暮らしていた
最後の写真となってしまった。
医師は、マガニの寿命は13歳までだろうと
彼女の両親に宣告していた。
今年彼女は15歳の誕生日を迎える事に。
その記念に彼女は盛大にパーティーを開き
母ソフィア、父ジョゼ、妹マヤリーそして、
友人たちに囲まれ、記念撮影をした。
もう自力で立ち上がる事も出来ないマガニだが、
支えてくれる家族や友人に囲まれている事が一番の幸せだという。