自閉症協会がロビン・ニューバーガーさんから1通のメールを受け取った事により、ロビンさんの5歳の自閉症の息子ダニエル君に起きた事がアメリ中に知れ渡る事となりました。
ダニエル君は3歳まではゴミ収集車が怖くてたまりませんでした。両親はyoutubeで何度もダニエル君にゴミ収集車の動画を見せて恐怖を取り除こうとし続けました。
その結果5歳の今ではゴミ収集車が大好きになり、毎週月曜日のゴミ収集日には、ゴミ収集車が来るのを待って、ロボットアームでゴミ箱からゴミを収集するのを見るのが楽しみになりました。
ある日いつもの用にダニエル君が見つめる中ゴミ収集を終えたドライバーのマニュエルさんが運転席から降りてきました。
いつものようにゴミ収集を見学し、手を振るダニエルくん。
マニュエルさんが撮影している母親に「息子さんにプレゼントをあげたいんだけど、いいですか?」と尋ねます。母親はもちろん大歓迎です。そしてダニエル君の元に大きな袋をもってきます。
中を見ると、それはゴミ収集トラックのおもちゃです。撮影者のお母さんがそれを見てびっくり。「オー!信じられないかもしれないけど、これと全く同じものをもっていたのだけれど壊れてしまったのよ!」
パティオにいたお父さんがすかさずマニュエルさんに感謝の握手。
マニュエルさんは数日前に家族とおもちゃ屋さんにいったそうです。その時にダニエル君の事が頭によぎり、ゴミ収集トラックを自分のお金で購入したそうです。
マニュエルさんはダニエル君が自閉症だという事を全く知りませんでした。マニュエルさんが知っていたのは、毎週毎週ゴミ収集トラックが来るのを外で待っている少年だという事だけでした。
マニュエルさん曰く「誰だってダニエルを一目見れば心奪われてしまうよ。彼には特別な何かがあるんだ。」とのことです。
アメリカでのゴミ収集の仕事はそんなに給料が良いわけではないと思います。おもちゃのゴミ収集トラックも数千円はすると思います。
しかも欧米の人たちは倹約家が多いです。そんな中、マニュエルさんは赤の他人の子どもにプレゼントしたので、全米のテレビネットワークで放送されるほど、感動を呼んだのでしょうね。
私の勝手な考えですが、マニュエルさんはただダニエル君が可愛かったからというだけではなく、自分の仕事をワクワクしてみてくれる事によりマニュエルさんがダニエル君から幸せをもらっていたんだと思うんです。だからダニエル君にも幸せのお返しがしたかったんだと思います。
ちなみにこの動画は自閉症協会が両親の了解を得てyoutubeにアップしたものです。
via:Trash Man’s Surprise Gift for Boy with Autism Goes Viral