自動車タイヤメーカー・ピレリのカレンダーも務めた事がある元スーパーモデル
クリスティーナ・エストラーダ(’16年現在54歳)が、夫に要求した慰謝料は、
当初374億だった。
本国で離婚訴訟を起こせない夫婦が、離婚訴訟を起こす本場と言われるロンドンでも、
今回の一件は、歴代2位だ。
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被告人となった元夫はサウジアラビアの石油王ワリド・ジュハリ(’16年現在61歳)。
サウジアラビアは一夫多妻制の為、裁判を起こせず、エストラーダさんは、
ロンドン家庭裁判所に本件を持ち込む事にした。
法廷に現れたエストラーダさんのお召し物は、上から下まで
総額350万以上。
カルチエのハートシェイプダイヤネックレス:494,000円
マックスマーラのアンゴラコート:137,800円
同プリンセスワンピース:41,600円
ゴールド・カフ:41,600円
レザーヒールシューズ:40,950円
ルイ・ヴィトン・クロコバック:2,719,000円
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サラ~っと身に着けてる高額な品物。
ワリド氏と暮らした13年で贅沢三昧が当たり前になった彼女は、
この贅沢をキープすべく、莫大な慰謝料を請求した。
その殆どは見栄としか思えない名目だった。
ロンドンに7階建ての新居を購入するための現金100億。
年間生活費600万パウンド(9億7000万円)を要求するだけでなく、経費として、
自宅で働く家政婦、マネージャーへの給料として5000万。
殆ど見栄としか言いようがないのは、オートクチュールのドレス7着分1600万と、
パリのリッツのプレジデンシャル・スウィートの年間リザーブ料24万7000パウンド(32,610,000円)
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他にも車五台の購入費、維持費用、さらに、いつ使うのかと思うのが、
携帯代に390万円以上要求しているのだ。
彼女はビバビルの他に、ロンドン・ケンジントンにも豪邸を持っている。
不動産だけでも、その資産は24億はくだらない。
今回の裁判で彼女は、ワリド氏から100億近く獲得する事が出来たが、
ワリド氏は、現在ステージ4の末期ガンでスイスの病院で療養中である。
それにしても何故クリスティーナは、ここまで強欲に末期ガンである元夫から
慰謝料をもぎ取ろうとしたのか?
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クリスティーナとワリド氏が知り合ったのは、テレビ番組でのトークショー。
妻にモデルを選ぶワリド氏ならではの好みだったと言える。
それだけに離婚の原因も、ワリド氏が、’12年に娶った4番目の妻が、
25歳のレバノン人のモデルだった事が挙げられる。
これを境に、イスラム色が強くなった家にいられなくなった、クリスティーナの
慰謝料復讐と思えば、この強欲劇も、ある意味納得いくだろうし、
ワリド氏が存命である限り、彼女は最初の要求額は全額貰うつもりだろう。