安定した職業の代名詞として、日本なら20代の人気職業ランキングにも
選ばれるのが警察官。
が、
海を渡った英国では、7000人の警察官ボランティアを募ったそうです。
その実態どの様なものでしょうか。
実は英国内務省は、緊縮策の一環として、
現在の内務省予算を2020年度までに、25~40%カットする方針だそうです。
その一環として導入されたのが、今回のボランティア警官。
現在の警官ボランティアは、業務訓練の後、
制服貸与と、業務補佐、デスクワークが主な任務となっています。
この件について内務省長官メイ氏は、将来的には本格的な訓練も導入し、
リスクを伴う業務もボランティアに参加・負担して欲しいと希望しています。
メイ氏の狙いは、こうしてボランティアが警官業務に積極的に参加する事で、
英国内で内務省の予算が最も少なかった’70年代に戻す事。
当の警察学校はというと、このボランティア政策に対し、
ボランティアを通して警官という業務に興味を持って頂ければ、と、
ボランティア=ワーキングホリデー感覚に捉えている様です。
その一方で、警官の大半がボランティアになる事で、犯罪が
多発しないかという事も懸念されます。
今の所この警官ボランティア、今年の10月31日まで
試験的導入なのですが、巧くうけばアルバイト警官も出てくる見通しなのだとか。