いまや掃除機だけでなく、
一風代わった扇風機や加湿器など、
『高くても買っておけば安心』という形で
消費者の目を釘付けにしているのがダイソン。
ダイソンの長所といえば、
企業努力と、広告の巧さである。
ダイソンが例の
『他社の掃除機に比べて床に落ちてるゴミが良くとれます』
…という広告を、ハンディクリーナーに限り、
偽っていたという事実が発覚したのだ。
これは、ダイソン社が、独家電メーカー
Gtech AirRamとダイソン社のハンディクリーナーDC59の性能比較を
Youtube動画に載せたのが事の発端だった。
この画像だと、ダイソンの方が、床のゴミが明らかに
よく取れているので、誰でもダイソンが欲しくなる。
が、広告団体Advertising Standards Authorityの
調査テストによると、そんな事ないだろう!
という調査結果に終わったというのだ。
Gtechの掃除機AirRamは2012年に売り出された。
大電力でサイクロンをまわすダイソンと違うのは
ホースも分離装置も備えていない省エネ方式な所。
ドイツ国内だけでなく、ついに満をきして海外進出したメーカー。
事業規模もダイソンに比べると小さい。
ダイソンとしては、放置しておくわけには
いかなかったのだろうが、
『やりすぎ感』は、ないだろうか?
ここ10年でダイソンは、
『重い、使い辛い、高い、うるさい』という
日本家屋がダイソンにつきつけたクレームを、
ものの見事にクリアした。
天下のダイソンであればGtechの良い所を見習い
さらなる商品開発に勤しむことが出来るはずだと信じている。